
パスポートは日本政府が発行する、日本国民にとっていわば唯一の国際的な「身分証明書」です。パスポートは、住民登録をしている都道府県*のパスポート申請窓口で申請することが出来ます。その申請から取得までの流れを、以下にまとめました。
*一時的に学業や職務のために格闘地域に居住している場合、また、海外からの一時帰国で居住している場合などを除きます。
初めてパスポートを申請する場合
申請時に必要なもの
一般旅券発給申請書 1通 | 申請日前6カ月以内に作成されたもの。申請書は5年有効なパスポート申請用と10年有効なパスポート申請用の2種類があります。 20歳未満の方は、5年有効なパスポートのみ申請可能です。 |
戸籍謄本/抄本 1通 | 申請日前6カ月以内に作成されたもの。 |
住民票の写し 1通 | 申請日前6カ月以内に作成されたもの。 |
パスポート用写真 1枚 | カラーでも白黒でも可。提出日から6か月以内に撮影されたもの。(縦4.5cm×横3.5cm) |
本人確認書類 | <1点でいいもの>・有効な日本国旅券・運転免許証・運転経歴証明書・個人番号カード(マイナンバーカード)・写真付き住民基本台帳カードなど |
パスポートの受領
パスポートの受け取りは年齢に関係なく申請者本人のみが受け取ることができます。受け取りは、申請した日を1日目として、土・日・祝日を除いた6〜7日後に受け取り可能です。
都道府県収入証紙 | 収入印紙 | 計 | |
10年間有効な旅券(20歳以上) | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
5年間有効な旅券(12歳以上) | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
パスポートを更新する場合
一般旅券発給申請書 1通 | 申請日前6カ月以内に作成されたもの。申請書は5年有効なパスポート申請用と10年有効なパスポート申請用の2種類があります。20歳未満の方は、5年有効なパスポートのみ申請可能です。 |
パスポート用写真 1葉 | カラーでも白黒でも可。提出の日前6か月以内に撮影されたもの。 |
本人確認書類 | <1点でいいもの>・有効な日本国旅券・運転免許証・運転経歴証明書・個人番号カード(マイナンバーカード)・写真付き住民基本台帳カードなど |
有効期限切れのパスポート | 前回のパスポートがある方は、穴あけ処理をして返却されます。 |
*有効なパスポートを所持している場合、氏名や本籍の都道府県名に変更があった場合などを除き、「戸籍謄本/抄本」と「住民票の写し」の2点は不必要になります。
5年パスポートと10年パスポート、どっちがいいの?
有効期限5年と10年それぞれのパスポートの選び方ですが、基本的に年に1,2回の海外旅行に行く程度の出国状況であれば、有効期限10年のパスポートの取得で問題ありません。
ですが、以下の方は有効期限5年のパスポートを取得することをおすすめします。
出入国を頻繁にする場合
2,500円で1度だけ40ページの増補が可能です。しかし、常に海外出張をされる方は、パスポートの有効期限を大幅に残しながら、査証欄がいっぱいになってしまう場合が多くあります。
ビザ申請を度々される方は、料金の安い5年パスポートを申請するのがよいでしょう。
危険な国や地域に渡航予定のある場合
入国審査の際、査証欄に紛争地域のスタンプが押されていると、足止めを食う可能性があります。スムーズに出入国をするために、5年パスポートの取得をおすすめします。
【注意点】
ワーキングホリデービザの取得に当たって、オーストラリア政府は「ビザ申請時に最低でも6ヶ月以上の有効期限があること」を、またカナダ政府は「ワーキングホリデー期間をカバーする十分な有効期限があること」をビザ取得の条件としています。最低でも1年以上の有効期限があるパスポートで、ビザ申請に臨むようにしましょう。
<参考>
外務省ホームページ(次の記事へ)ワーキングホリデー向けオーストラリア・カナダへの航空券の取得方法
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