
ワーキングホリデーで海外へと出た際に、環境の違いや精神的なストレスから体調を崩してしまうケースは多々あります。また、不慮の事故に巻き込まれてしまうという可能性は決してゼロとは言い切れません。
「もしも」のことが起こった時のために、ワーホリ渡航前には海外旅行保険に加入しておきましょう。
カナダではビザ申請条件の1つとして「ワーキングホリデー期間をカバーする海外保険に加入していること」と定められているように、保険に加入していることが安心安全な現地生活へと繋がります。
ワーホリにおける海外旅行保険補償の種類
約1年間の海外旅行保険に加入する場合、目安としてはおよそ20万円の費用となります。その保険において適用される補償は大まかに分けて以下の4種類となります。
【補償の種類】
1.医療保険:自身の怪我や病気に関する補償
2.個人賠償責任:他人に怪我をさせてしまった時、何かを壊してしまったときの補償
3.携行品賠償:持ち物に関する補償
4.留学生生活用動産:アパートにある家財や私物が盗まれたときの補償
アパート(借家)、寮、ホームステイ向けオプション
(留学生、ワーホリ向け特約)
※携行品賠償の場合、持ち歩いているものが補償の対象です。この場合、ホテルに置いていたものは補償されますが、ワーホリで滞在するアパートや寮の場合は対象外となります。
アパートやシェアハウスでの補償もカバーできるのが留学生生活用動産です。
ワーホリ向け、掛け金の安い保険会社と大手会社の違い
年間20万円前後の大手の保険会社で契約する場合、上記4つに関して補償額が大きく、サポート体制も万全な場合がほとんどです。
それに対し、掛け金が安い保険会社だと、
- 治療補償額、治療救援費用(緊急時に家族が駆けつけるときの費用)が少ない
- 携帯品や生活用動産などの補償がない
- 歯の治療に対する補償がない
- 日本語通訳サービスやキャッシュレス対応をしていない
などの違いがあります。
病気の補償のみできればよい方は保険料をぐっと下げたプランでもよいですが、いざというときの救援費用や持ち物のカバーもしておきたい方は大手の会社のほうが安心でしょう。
ワーホリ向け海外旅行保険プランのある会社

適応されている保険会社には、東京海上日動、AIU、損保ジャパンなどが挙げられます。
保険会社 | 特徴 |
東京海上日動 | 安心セットプラン・シンプルプランなど4タイプ+補償額で保険料をアレンジ可。プランによっては一時帰国などのアクシデントに対する補償あり 保険期間:6ヶ月以上最長2年申し込み期限:出発6ヶ月前から申込み可。6ヶ月以上の契約には資料請求が必要、インターネットでの申し込みは不可 |
AIG(旧AIU) | 大手外資系保険会社ということもあり、事故対応に優れている。ケガや病気の補償が充実しているほか、治療・救援費用が無制限であるため、安心。申し込み期限:出発45日前から出発当日*(クレジットカード決済の時のみ)まで 保険期間:原則1年以内 |
損保ジャパン | 原則、全ての補償がセットされている。航空費遅延なども補償対象であり、行き先が複数ある方には便利。申し込み期限:出発の3ヶ月前から申し込み可能保険期間:3ヶ月以上最長2年 |
※上記3つの会社では、キャッシュレスメディカルサービス、日本語対応のサービスデスクなど利用可。
インターネットによる申し込みでは、契約書が届くまでに1週間以上かかる場合があります。出発までに契約書が手元に必要な場合は、出発の1ヶ月以上前から準備しておくようにしましょう。 (次の記事へ)ワーホリ前に済ませておく公的手続きについて

↓ ワーキングホリデーを失敗させない「ワーホリ必勝プラン」はこちら