ワーホリできる期間は、多くの国で1年間です。
とはいえ、大学や仕事の都合などで1年間は滞在できない方もいるかと思います。
そのような方向けに、ワーホリの期間を短期(1〜4ヶ月)、中期(5〜8ヶ月)、長期(9〜12ヶ月)に分け、それぞれの期間のワーホリモデルプランと、予算、注意点などを紹介します。
ワーホリ期間が1年未満になりそうな方は、記事を読みながら自分のやりたいことの実現にワーホリが適しているか考えてみてください。
ワーホリできる期間は基本的に1年間

渡航先によりますが、ワーホリビザで1つの国に滞在できる期間は基本的に1年です。
例外としては、次のようなパターンがあります。
- オーストラリアで農作業へ従事しセカンドワーキングホリデービザを取得する→2019年4月時点では、1年延長し最長2年滞在できる。
- ニュージーランドで農作業へ従事しセカンドワーキングホリデービザを取得する→3ヶ月延長し、合計1年3ヶ月滞在可能。
- イギリスは、2年間滞在可。
ワーホリビザは1年間有効でも、個人の事情によって滞在が短くなることがあります。
ワーホリの期間別、モデルプランと予算、体験談
短期(1〜4ヶ月)、中期(5〜8ヶ月)、長期(9〜12ヶ月)のモデルプラン、予算、体験談について紹介します。
短期のワーホリ

短期間のワーホリのメリットは、期間が短い分計画が立てやすいこと、メリハリがつきやすいといったことです。1〜4ヶ月はワーホリとしては短めですが、海外らしさを味わったり、語学学校で英語を学んだりすることは可能です。
短期ワーホリモデルプラン:3ヶ月の場合
- 1ヶ月 語学学校
- 2〜3ヶ月目 仕事
短期ワーホリの予算:3ヶ月の場合
ワーホリビザ申請料金 | 4万円 |
保険 | 4.5万円 |
航空券(日本→オーストラリア往復) | 12万円 (片道3〜6万) |
語学学校費用1ヶ月 | 14万円 |
滞在費3ヶ月 | 18万円 月6万円×3ヶ月 |
生活費3ヶ月 | 18万円 月6万円×3ヶ月 |
支出合計 | 70万円 |
収入合計(アルバイト代2ヶ月) | 26万円 時給1,300円×月100時間×2ヶ月 |
ワーホリにかかる費用 | 44万円 |
概算したところ、3ヶ月のワーホリは50万円以下で実現可能ということになります。
ただ「本当にワーホリビザで渡航すべきか」という点には疑問があります。
ワーホリは、海外で働きたい人のためのビザです。滞在期間が最初から1〜3ヶ月と決まっている場合は、仕事が見つかりにくい可能性が高くなります。予算は、2ヶ月間働くと仮定した上で計算していますが、仕事が見つからなければ「働けずに出費だけがかさむ」ということもありえます。
ワーホリビザでなくとも、海外へ滞在する方法はあります。語学学校へ通う場合は「学生ビザ」を取得すればよいですし、観光したい場合は「観光ビザ」を使って滞在できます。短期間のみ海外へ滞在したい方は、本当に「ワーホリビザ」で渡航したほうがよいのか、よく考えるべきでしょう。
英語力に関して言うと、初心者が1〜4ヶ月海外へ滞在しただけでは「英語を聞くことに慣れる」という段階で終えてしまい「英会話力が身につかなかった」ということがよくあります。とはいえ、海外で英語を話すというのは貴重な経験ですので、それを機に帰国後の英語学習に身が入る方はたくさんいるようです。
短期ワーホリの体験談
「長期で滞在する予定だったが、個人の予定で短くした」というパターンはあります。
Emiriさんは「カナダという場所にとらわれず、新たな一歩を踏み出したい」という理由からワーホリを4ヶ月で切り上げて帰国されました。
Emiriさんのような短い滞在であっても、目標を持って渡航すれば語学学校や仕事、国際交流など多くの挑戦ができます。
※Emiriさんが4ヶ月のワーホリで転職のきっかけをつかんだ話については、サウスピーク留学と、カナダでワーホリ中の病院見学を経て外資系医療機器メーカーへ就職をされたEmiriさんの転職成功ストーリをご参照ください。
中期のワーホリ

大学休学中の方は、「ワーホリ期間は半年以上、1年未満」というパターンも多いです。半年以上あれば、2〜3ヶ月は語学学校へ通い、その他で仕事や旅行などに時間を使えます。
中期ワーホリモデルプラン:6ヶ月の場合
- 1〜2ヶ月 語学学校へ
- 2〜6ヶ月目 仕事
中期ワーホリの予算:6ヶ月の場合
ワーホリビザ申請料金 | 4万円 |
保険 | 9万円 |
航空券(日本→オーストラリア往復) | 12万円 (片道3〜6万) |
語学学校費用2ヶ月 | 26万円 |
滞在費6ヶ月 | 36万円 月6万円×6ヶ月 |
生活費6ヶ月 | 36万円 月6万円×6ヶ月 |
支出合計 | 123万円 |
収入合計(アルバイト代5ヶ月) | 65万円 時給1,300円×月100時間×5ヶ月 |
ワーホリにかかる費用 | 58万円 |
6ヶ月ワーホリをするときにかかる費用の概算は約60万円です。
短期(3ヶ月)のワーホリから滞在期間を2倍にすると予算も倍になると思われがちです。しかし、6ヶ月あれば仕事での収入も増えるため、予算は2倍した金額より安くなります。
1年間のワーホリでは、海外生活が日常となり中だるみすることもあります。それと比べると、半年前後であれば限られた時間の中でけじめをつけて活動できるでしょう。
半年程度いれば、英語を聴くことに慣れ、状況に応じて話せるようになる人も多いです。とはいえ、英語の上達にはインプット量も関係しますので、滞在期間だけにとらわれず自己学習もしっかり行うのがベストです。
中期ワーホリの体験談
サウスピーク卒業生のTakumaさんは、大学休学して半年間カナダでワーホリをされ、英語力向上とローカル環境での仕事、趣味の旅行などを楽しまれました。
帰国後は、目標だった航空業界の仕事から内定をもらったそうです。
詳しくは、「自分には航空業界での就職は無理だろう」そう諦めていたTakumaさんが見事内定を勝ち取るために、確かな英語力と行動力を身につけたカナダでのワーホリ体験談をご参照ください。
長期のワーホリ

1年近くワーホリをする場合は、できることの選択肢が多いです。1年間の季節の移り変わりまで楽しめ、行動範囲に応じて出会いも増えます。
長期ワーホリモデルプラン:12ヶ月の場合
- 1〜2ヶ月 語学学校へ
- 2〜5ヶ月目 1つ目の仕事
- 6〜11ヶ月目 都市を移動し2つ目の仕事
- 12ヶ月目 旅行
長期ワーホリの予算:12ヶ月の場合
ワーホリビザ申請料金 | 4万円 |
保険 | 18万円 |
航空券(日本→オーストラリア往復) | 12万円 (片道3〜6万) |
語学学校費用1ヶ月 | 40万円 |
滞在費12ヶ月 | 72万円 月6万円×12ヶ月 |
生活費12ヶ月 | 72万円 月6万円×12ヶ月 |
支出合計 | 178万円 |
収入合計(アルバイト代10ヶ月) |
130万円 時給1,300円×月100時間×10ヶ月 |
ワーホリにかかる費用 | 88万円 |
1年ワーホリをする方は、一定期間は仕事で収入があります。
短期間のワーホリでほとんど稼げない場合と比べると、コストーパフォーマンスがよいです。
1年間の海外生活といえども、同じ土地に長期で滞在していると貴重な海外生活が「日常」と化してしまうこともあります。
海外生活が当たり前となってしまった方にオススメなのは、都市や仕事を変えることです。
オーストラリアやカナダは、国土面積が日本の何倍もあります。都市を移動するだけで気候や街の雰囲気がガラっと変わります。ときには、違う国に行った気持ちにもなるでしょう。
滞在期間が長くなるにつれて、英語を話す機会は増えます。
また、多くの人と出会いながらスピーキング力を高めることもできます。
とはいえ、長期間海外にいるという事実だけに満足せず、英語のインプットは引き続き行う必要があります。
※ワーホリ中にできる英語学習については、ワーホリで英語力を伸ばすには? ワーホリ体験談から学ぶ、英語力が向上する3つの方法と、海外経験を就活で活かすために大切なことをチェックしてみてください。
長期ワーホリの体験談
サウスピーク卒業生のMisakoさんは、1年間のカナダでのワーホリで語学学校、J-Shine(英語教育指導者の資格認定)の学習、仕事、旅行などを満喫されました。9ヶ月のアルバイトで120万円の収入があったため、旅行代や生活費、語学学校代をカバーできたそうです。
詳しいワーホリ体験談は、トロントで1年間のワーキングホリデーをされたMisakoさんの体験談を参考にしてください。
ワーホリにベストな期間は、できれば「1年」

以上を踏まえると、せっかくワーホリをするならビザの期限を最大限に活用した「1年」がよいです。
1年間滞在すると、このようなメリットがあります。
- 長期で働けると見なされるため、仕事探しをしやすい
- 都市移動や旅ができる
- 英語に触れる機会が増える
- 短期滞在よりコストパフォーマンスがよい
- 人との出会いが増える
1年間も海外にいると、家族に会いたくなったり日本が恋しくなったりすることがあります。そのような方は1ヶ月くらい一時帰国をしてみるのもよいです。
ワーホリ中に一度帰国することで「自分にとってのワーホリの価値は何か」「ビザが残っている間にもう一度ワーホリ先へ戻るべきか」とワーホリ中にやりたいことを見つめ直す機会を作れます。
期間の決まっているワーホリでは「いかに高いモチベーションを保ちながらやりたいことに挑戦するか」が大切です。1年間渡航される方は、ワーホリ中になにをやりたいか、目的を持って生活しましょう。
※ワーホリの目的が定まっていない方は、失敗しないワーホリをするために|ワーホリでよくある目的5つと、それを達成するために大切なことをご参照ください。
長期でワーホリをするときに参考にしたい、節約術

1年間のワーホリでは、短期間の滞在に比べてコストパフォーマンスがよいといえ、出費はあります。海外では日本と物価が違います。また、貴重な異文化体験などにより、日本にいるときよりも財布の紐が緩んでしまう方も少なくないでしょう。
そのような方にぜひ知っていただきたい、ワーホリの節約術があります。
大学生でワーホリへ渡航したHiroyaさんは、ワーホリ中に自炊をしたりスマホ料金や交通費を見直したりしながら、低予算でワーホリを楽しまれました。
特に食費に関しては、スーパーの特売日をチェックしたり、安い食材を使って自炊したりして出費を抑えたとのことでした。
詳しい内容は、ワーホリ節約術! 少しでも安くオーストラリアでのワーホリを成功させるためにやるべきことを参考にしてください。
予定に合わせてワーホリの滞在期間を考えましょう

ワーホリできる期間は1年間ですが、それぞれの事情により滞在期間は異なります。
- 短期のワーホリ(1〜4ヶ月):予算は50万くらい。ワーホリでも滞在できるが、本当にワーホリビザで渡航すべきかは考えたほうがよい。
- 中期のワーホリ(5〜8ヶ月):予算は60万くらい。中だるみしにくい、メリハリのある生活を送れる。
- 長期のワーホリ(9〜12ヶ月):予算は80〜100万円。仕事や滞在地を変える、旅行をするなどフレキシブルに活動できる。
ベストなワーホリ期間は1年です。しかし、それより短くてもワーホリはできますし、短い期間でも、そのあとの人生に繋げる滞在をする方もたくさんいます。
ご自身の予定と予算に合わせ、ぜひ滞在期間を考えてみてください。
サウスピーク”失敗しないワーホリ必勝プラン”の動画ができました!
サウスピークのワーホリ必勝プランに関する動画ができました。
サウスピークの授業風景をはじめ、ワーホリワークショップや英文履歴書添削、ワーホリアドバイザーとの面談について取り上げてあります。
「英語力を上げて本気ワーホリをしたい!」という方はぜひ動画をチェックしてみましょう。
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