サウスピークへ3ヶ月留学後にカナダのトロントでワーキングホリデー(以下、ワーホリ)をしたTakayukiさんへインタビューを行い、Collageに通ったことや帰国後の就職活動についてお話を伺いました。

【記事のポイント】

・ワーホリ中に稼いだ資金で2ヶ月間学校へ行き、英語のスピーキング力UP!
・帰国後の就活で4社内定・面接では、TOEICスコア(550→890)やワーホリでの実績を語った

Takayukiさんがローカルレストランで英語を話しながら働いた話は、カナダでワーホリをして、英語力・仕事経験・就活の心構えの全て手に入れたTakayukiさんの体験談 〜仕事・生活編〜をご覧ください。

ワーホリ中に稼いだ資金で2ヶ月間学校へ行き、英語のスピーキング力を確実なものにした

通っていた学校の仲間とともに

―――Takayuki さんはカナダのトロントでワーホリをスタートさせ、ローカルレストランのキッチンで5ヶ月間働いたと話されていましたね。そのあとは何をされたのですか?

現地の学校に8週間通いました。

―――ワーホリの始まりに語学学校へ行く方は多いですが、最後に行くのは少し珍しいケースですね。どのような学校だったのですか?

Collegeという名称でしたが、授業内容は語学学校に近かったです。同じ学校に大学進学のための準備コースもありました。入学試験はありませんでしたが、体験入学のときの英語力で入学可能かどうか判断されました。

※college:就職などに役立つ実践的なスキルを身につけるための学校。英語上級者向け。

―――collegeに通おうと思われた経緯を教えてください。

レストランで働いていましたが、仕事だけだと毎日使う英語フレーズが偏ってしまいます。政治や文化なども英語で語れるようになりたいと思ったので学校に行くことにしました。

学校選びにはエージェントを使いました。仕事が休みの日に10校くらい体験入学へ行き、その中から会話重視の授業をしているところを選びました。

2ヶ月の学費は約20万円で、これはワーホリ中に働いたお金でまかないました。

―――collegeではどのような授業を受けていましたか。

15人くらいで宗教や歴史などのトピックに対し討論する授業でした。クラスメイトは日本人や韓国人などのアジア人、南米人を中心に6ヶ国前後の国籍の人が集まっており、英語ができないと入れないクラスでした。

成績評価は小テストや週1回のプレゼンテーション、出席率で決まりました。プレゼンテーションでは、憲法9条に関する戦争と平和の話やヒトと動物の違いなど、日本語で語るのも難しいような内容も含まれていました。

卒業時には、Diplomaをいただきました。

※Diploma:専門学校や大学などの機関で専門的コースの単位を取得したという卒業証明書。取得のための履修期間や学習内容は、各学校によって異なる。

―――ワーホリ中に仕事をして稼いだお金で最後は学校に行くとは、滞在中の7ヶ月をかなり有効に使いましたね! サウスピークで学んだ英語は役立ちましたか?

そうですね。サウスピークで学んだ英語力やトロントで英語を話してきた自信があったので、積極的に議論に参加することができました。

サウスピークの授業の中でも、特に勉強になったのはSWというクラスでした。英語で論理的に説明する能力を高められたのがよかったです。

※サウスピークのSWクラスについてはTOEICスピーキング/ライティング試験対策 SWレッスンで説明しています。

サウスピークで身につけた英語を基盤として、ワーホリ先で英語力をさらに伸ばした

サウスピーク留学中、スピーチコンテストで賞状をもらった

―――ワーホリ前に3ヶ月サウスピークへ留学していたのですよね。留学してよかったと思ったことを教えてください。

トータルの英語力を伸ばせたことですね。

ワーホリで英語力を高めるためには、基礎を理解することが必要だと思います。僕はサウスピーク留学前から与えられたカリキュラムに沿って文法などの基礎的な英語力を身につけていました。そのおかげでワーホリ先でも学んだ文法に基づいて聞いた英語をスッと理解でき、話すこともできるようになりました。結果として、仕事を見つけられ、英語力が向上しました。

※Takayukiさんはサウスピーク留学前の2ヶ月間で毎日3時間の自己学習を行い、留学開始までにTOEICの点数を550→770点まで向上させたそうです。

英文法を理解するために役立った教材は『高校英文法をひとつひとつわかりやすく』だったようです。

サウスピークのワーホリ準備講座での様子。手前で赤いシャツを着ているのがTakayukiさん

―――基礎が身についていたからこそ、カナダで英語を話しながらさらにスピーキング力が伸びたということですね。サウスピークのワーホリ準備講座はどうでしたか?

レジュメは留学中にサウスピークの講師に添削してもらえたので、安心して仕事探しを始められました。渡航後にすぐ仕事を見つけたい方は、ワーホリ前に履歴書を完成させておくことをおすすめします。

※サウスピークでは、ワーホリ準備講座でレジュメ添削を行なっています。詳しくはこちらの記事をご参照ください。【ワーホリ準備】交流会・ワークショップを実施しました!

ワーホリに行って将来やりたいことを見つけた

トロントで出会った友人とともに

―――Takayukiさんはワーホリをした理由の一つとして「やりたいことを見つけるため」とおっしゃっていましたが、将来実現したいことは見つかりましたか?

そうですね。日本で働く人の幸福度をもっと高められるような仕事をしたいと思うようになりました。

カナダに行ったことで、日本はいい国だと再認識することができました。ものがなくて困ることはありませんし経済的に豊かであるため、仕事をしなくてもある程度のレベルでは暮らせます。でも、日本人の幸福度は高くないといいますよね。僕はそこが問題だと思います。そこで、働く人がやりがいを持って仕事に向き合うためのサポートをしたいという思いで就活を行いました。

日本に帰国後就職活動を行い、大企業も含め4社の内定をいただきました。その中で、スポットコンサルティングをやっているベンチャー企業に行くことに決めました。小さいところですが、やりたいことが実現できそうな環境が整っているので楽しみです。

※スポットコンサルティング:仕事の相談をしたいビジネスパーソンと経験豊富なアドバイザーをつなぐ機会を提供すること

Takayukiさんがトロントで働いていたレストラン

―――無事に内定をもらったのですね。おめでとうございます。就活では、自分の経験をどのようにアピールしましたか?

サウスピークで一生懸命勉強してTOEICの結果を出したこと(事前学習開始前550→留学後890点)や、ワーホリ中にカナダ人と働いたことなど、自分の能力と経験について伝えました。実績を語ることで、目標に向けて努力できる人なのだという印象が伝わったと思います。

先ほどの「働く人の幸福度を高められる仕事をしたい」という話も、日本人以外と働いた体験をもとに説得力を持って語ることができました。

※一般的な就職活動に必要なTOEICの点数は一般的な就職活動には600点、人気企業を目指すならば730点のスコアが最低限必要と述べられています。詳しくは、就職活動でTOEIC試験の点数はどこまで求められるのか。各企業で最低限必要になる点数は何点?をご参照ください。

―――ワーホリ経験を就活に活かすため必要なことを教えてください。

就活の面接では「なんで○○をしたのですか?」という質問をよく聞かれます。ですから、ワーホリ以外でも同じですが、やる前に「自分はどのような目的でそれをするのか?」を掘り下げることが大切ですね。そして「それを達成するために何をやったのか」を話せると自己アピールに繋がります。

ワーホリは自由度が高い。やりたいことがはっきりしている人にはオススメ

トロントで2ヶ月間通った学校の講師との写真

―――ワーホリすることを視野に入れている学生に対してメッセージをお願いします。

僕は、ワーホリしたい人全員にそれをすすめようとは思いません。ワーホリは自由度が高いため、遊ぶだけになってしまうことも多いにあります。僕もカナダで実際にそのような日本人をたくさん見てきました。

しかし、やりたいことが明確であればチャレンジできる範囲が多いのもワーホリです。僕は7ヶ月間のワーホリ期間中、レストランでカナダ人と働きましたし、現地の学校で勉強もできました。結果的に海外インターンや留学のようなことがワーホリ中に実現できたのでかなり満足しています。

自分の夢を実現しようという強い意志がある方にはぜひワーホリに挑戦してほしいです。

 

サウスピークで英語の基礎力をつけてカナダのトロントでワーホリをしたTakayukiさん。ローカルレストランでの仕事経験、学校へ行く資金、政治や宗教について議論ができるまでの英語のスピーキング力を獲得し、7ヶ月間のワーホリ期間を自分の夢に向き合うために有意義に過ごされた様子がよく伝わってきました。

これらの経験を生かし、来年から新社会人としてさらに飛躍できるよう応援しています。