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転職活動で評価される英語資格とは?英検とTOEICの比較

キャリアアップに英語力が求められる昨今、転職時にどのように英語力を証明すればよいのでしょうか。

日本人に馴染みが深い英語力の証明といえば、英検とTOEICでしょう。特に英検は中学校、高校で受験したことのある方も多いのでは。英検を持っていたおかげで、高校受験の際に有利になった方もいることと思います。

では転職の際、有利になるのは英検かTOEICどちらなのでしょう。記事では英検とTOEICのどちらが転職に使えるかを解説していきます。

【結論】社会人の転職活動では、TOEICの方が評価されやすい

結論からお話しましょう。転職時に有利になるのは英検よりもTOEIC試験です。転職で海外と関わる仕事がしたい、海外で働きたいなど思いを持つ理系エンジニアビジネスマンの皆さんは、まずTOEIC試験で高得点を目指されることをお勧めいたします。

なぜなら多くの大手企業や外資系企業では採用基準にTOEICの点数を提示しているからです。

日系、外資系問わず募集要項の欄に「TOEIC◯◯◯点以上」という記載を目にしたことがおありでしょうか。

グローバル化により英語でのコミュニケーション力が重視されている現在、英語でのビジネスコミュニケーション力が測れるTOEICはビジネスにおける英語力のものさしとしてピッタリなのです

現在では理系エンジニアも英語力が求められます。なぜなら海外拠点を持つ日本企業も増えています。外務省の調査(2016年版)によると、日本企業の海外進出拠点数は、71,800拠点を記録しているとのこと。毎年海外の拠点数は増加傾向にあります。

その理由は現地の外国人エンジニアと協力して業務を進めていく必要性が出てきているからです。

英語で円滑なコミュニケーションがとれ、かつ専門知識を持っている人材の需要が高まっているのです。そういった人材を確保するために企業は理系専門職にも英語力を求めています。

以下の表は上場企業が採用時にどれくらいのTOEICの点数を求めているかを示しています。

引用:「上場企業における英語活用実態調査2013」報告書 国際ビジネスコミュニケーション協会 http://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/katsuyo_2013/pdf/katsuyo_2013.pdf

グローバル化がますます進んでいる現代では、将来は採用時にTOEICを参考にしたいと答えている企業も採用時にTOEICの点数を参考にしていると考えられます。加えて新入社員に求められる点数が565点で、中途採用社員に求められる点数が710点です。中途採用社員こそTOEICが必要なのです。

ここまで転職の際にTOEICが有利に働くと述べてきました。これからは英検とTOEICはどのように異なるのか。どういった層が受験しているのかについて説明していきます。

英検の特徴:4技能が計測できる/中・高生の受験が多数

学生時代に教師に受けることを勧められたりして、受験した方はすでにご存知でしょうが、英検とはどういった試験かを説明していきます。

英検(正式名称:実用英語技能検定)は年3回実施され、5級から4級、3級、準2級、2級、準1級、1級までの7階級あります。

英検は「聞く」「話す」(3級以上のみ)「読む」「書く」の4技能を測定することを目的としており、問題も社会で求められる実用英語を採用しています。身の回りの日常会話から社会的な題材まで幅広く出題されるのです。

また、英検は受験者層に特徴があります。以下のグラフは英検の受験者割合を示しています。

グラフから分かるように、学生の受験が圧倒的に多いのです。

なぜ学生が英検を受けるのでしょうか?

それは英検を持っていることが受験および進学に有利に働くからです。

英検には入試優遇・単位認定制度というものがあります。これは入試における学科試験免除や入学金ならびに授業料免除、英語科目の単位認定など様々な優遇措置が受けられる制度のことです。

また、多くの学校が英検級所持者を優遇しているという事実があります。ですので学生の英検受験者の割合が圧倒的に多いのです。間関同立やMARCH、神戸海星女子学院大学などの有名校さえも、英検級所持者を優遇しているのです

加えて英検は比較的アカデミックな内容が多いので、勉強過程で一般教養を身につけられるかもしれませんがビジネスにおいてのコミュニケーションにダイレクトに繋がってはいません。そのため、転職を考えている社会人にとっての恩恵は学生に比べ少ないのです。

TOEICの特徴:ビジネスに関する話題多数

英検はアカデミックな内容が多く出題されているのに対し、TOEICはビジネスに関する内容が多く出題されています。例えば以下はTOEICの出題例です。

引用:サンプル問題 国際ビジネスコミュニケーション協会 http://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample07_03.html

本サンプル問題では、ビジネスでよく使われるメールの形式で頻出のビジネス用語が盛り込まれています。あたかも実際の業務の一部分のような問題が多く出題される点がTOEICの特徴といえるでしょう。

英語で業務を行えるかどうかを測るための問題が多く出題されるため、TOEICはビジネス英語ができるかの指標として利用されているのです。

実際に就職活動の際に企業に提出するES(エントリーシート)には、TOEICを記載する欄を設けている企業は多いです。極端な例ですが、大学名とTOEICの点数だけしか記入欄がないESを採用している企業も存在します。

さらにこれからはTOEICを大学入試でも活用していこうという流れがあります。2021年1月から「センター試験」が「大学入試共通試験」と名称が変わると同時に、民間の英語試験も利用できるようになります。さらに2025年には民間の英語試験のみの利用になるかもしれないのです。

従来の大学入試の英語試験はリスニングとリーディングの2技能を測るテストでした。しかし、これからは4技能(聞く、読む、書く、話す)を評価することになったのです。

以下は4技能を評価できる、英語成績提供システムの要件を満たした民間試験です。

・TOEIC L&R S&W

・ケンブリッジ英語検定

・TOEFL iBT

・IELTS

・GTEC

・TEAP

・英検

TOEICはLR試験とSW試験で4技能測れるので、英語成績提供システムの要件を満たしています。したがって今後学生の利用者も増えてくることでしょう。

TOEICは全国一律で試験を実施しており、かつ4技能を数字によって客観的に測れます。個人の英語力を数字ので表すことができるので、評価基準にしやすいのです。以上のような理由からTOEICは大学入試システムに組み込まれています。多くの企業がTOEICを採用基準にしているのもうなずけますね。

英検は、TOEIC換算何点?(最後に)

英検の級とTOEICの点数に換算するとどのくらいなのだろうか。以下の表にまとめてみました。

英検TOEIC
1級900点〜990点
準1級800点〜895点
2級600点〜795点
準2級500点〜695点
3級400点〜495点
4級350点〜395点
5級〜345点

また、英検はスピーキングテストも含まれています。スピーキングを伸ばすためにはある程度の英語力が必須です。TOEICはリスニングとリーディングが鍛えられ、スピーキングの土台を作ることができます。

またTOEIC S&W試験というものも存在します。こちらの試験はスピーキング力とライティング力を測ることができます。TOEIC L&Rで高得点が取れるようになった後に是非受験してみてはいかがでしょうか。

さらに、転職活動の場においてTOEICは英語力の指標として用いられているので、英語力を生かした転職を考えている理系エンジニアの皆様は、まずTOEICの高得点をとることを優先したほうが良いでしょう。

英語力を伸ばすのには時間がかかります。履歴書に書くことができる最低限のTOEICの点数が600点で、十分にビジネスの場で英語が使えるとされるTOEIC800点まではおよそ750時間かかります。

「英語学習時間シュミレーター https://simulator.souspeak.jp」というソフトで自身の英語力を伸ばすのにどれくらいかかるか計測できますのでぜひ活用してください。

英語力を上げたいと思い立ったその日から勉強を始めましょう。英語力をつけておいて損はありません。むしろメリットしかないのです。グローバル化が進む中、文系および理系問わず英語力は必須のスキルです。はやめに学習に取り組みましょう。

参考

英検受験の状況 2017年度実施分 志願者数 日本英語検定協会 http://www.eiken.or.jp/eiken/merit/situation/

受験・進学に「効く」入試優遇・単位認定制度 日本英語協会 http://search.eiken.or.jp/qualification/

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