サウスピークはフィリピンにある語学学校です。全生徒平均で3ヶ月でTOEIC L&R試験200点UPという成果を達成しています。約数千人規模のTOEIC L&R試験を受けた生徒の膨大なデータを保有しています。このTOEIC200点レベルの記事も、それらのデータを元に分析して書きました。⇒日本初TOEIC L&R試験(平均)200点UP(過去記事)
英語力、英語学習意欲による、日本社会の分断
私は日本人の英語力のボリューム層は、「TOEIC200点台」だと思ってます。
厳密に言うと「TOEIC200点」の世界と、それ以外の世界で日本は分かれていると言えるかもしれません。江戸時代の識字率(文盲)による情報分断と同じ事が現代の日本では起きてます。

そして、このTOEIC200点の世界から抜け出す事は英語だけではなくて、学習習慣、情報リテラシー、所属するコミュニティー全てが変わるキッカケになると考えています。
TOEIC200点レベルは、中1英語すら全く覚えていない状態と言えるでしょう。
笑ってしまうかもしれませんが。TOEIC200点レベルは3択〜4択試験で適当にマークしても確率的で取得できます。少しでも英語学習をしていれば、まず200点台にはなりません。

しかし、日本人の多数派の英語力こそ、この中1英語すら崩壊したTOEIC200点レベルだと私は考えています。つまり日本人のマジョリティー(過半数)は、頭の中に英語の知識がスッカラカン状態なのです。まさか?と思っているあなたは、都市部に住んでいたり、ホワイトカラーの職場で勤めていたりするのではないですか?ここに大きな落とし穴があります。英語の谷底TOEIC200点の問題は、日本国内の文化資本格差の問題に繋がる話です。
この記事ではTOEIC200点レベルから抜け出す方法も解説します。
この200点レベルから一歩前進して脱出する意義は物凄く大きいです。単に英語力を上げる通常の学習とは全く異なります。これからそれを解説していきたいと思います。
2. マイルドヤンキーの英語力(英語とか10年以上触れてないっす)
3. TOEIC200点レベルからの勉強法(+150〜300点を目指して)
TOEICサウスピークは日本の語学学校で初めて「平均成果」でTOEIC200点UP/3ヶ月を達成しました。一部の優秀な生徒だけではなく、全生徒の成果です。
⇒語学学校初、3ヶ月でTOEIC200点UPを達成
今までに入学・卒業した膨大な生徒のTOEIC学習のデータベースを抱えています。それを元にTOEIC200点レベルの実情と、その水準を英語学習初心者が脱出する方法を解説します。
1)日本人の大半はTOEIC200点レベル?
日本人の大半は、中1英語も覚えていません。つまりTOEIC200点台です。以下をご覧ください。
この方はTOEIC180点ですが、200点レベルの英語力を説明するのに良い例かと思いました。次々を単語は発していますが、記憶に微かに残る単語を繋げているだけです。文として意味を成していません。中一レベルの英文法・単語も疎かな状態と言えるでしょう。
TOEIC公式データによると、TOEIC受験者の日本人平均点は500点中盤です。また大学生平均は400点台後半と、流石に200点より遥かに高いスコアとなっています。
この公開データだけ見ると、日本人も英語力が底上げされてきたんだなと思うかもしれません。ですが、自分からTOEICを受験しているような学習意欲の高い層。TOEICをIPで受けさせているような一定レベル以上の大学を、母数とした平均です。極端な集団といえるでしょう。公式データの平均や、最頻値は、本当の日本人の英語力を表していないのです。
大多数の日本人は、高校、大学受験が終わると「英語学習」から離れてしまいます。TOEICを受験したり、英会話に通っているような層は、実は一部なのです。
むしろ、10年以上英語学習から離れて、中1レベルの文法、単語も完全に忘れている人達(TOEIC200点レベル)こそ、日本人の英語力のボリューム層だと確信しています。
一定レベル以上の大学やホワイトカラーの職場、また都市部で生活していると「英語が苦手」と言っても、片言で英会話が出来たり、英語の勉強をやり直していたりする人達が当たり前のようにいますよね。でもこれが特別なのです。

こういう環境が「普通」だと思っていたら大違いなのです。
60歳以上の高齢者で、英語を少しでも覚えている人がどれくらいいますか?
地方都市で、土木建設、介護、サービス業などをしている人で、英語学習を続けている方は、とても珍しいでしょう。英語を必要としている仕事についていたり、英語学習のプレッシャーを少しでも感じられる環境にいる人達は、恵まれているのです。
マイルドヤンキーの英語力(TOEIC200点レベルの異世界)
地方都市に限らず(地元)で、キャリアアップや進学とも無縁に、家庭、仲間的なコミュニティーで牧歌的に生きる人達を、博報堂の原田曜平氏は「マイルドヤンキー」と命名しました。私はそれも良い生き方だと思いますし、この命名自体が失礼なもんだとも感じます。でも同時に「上手いネーミングだな」とも感じるのです。

友人のリハビリ職の人から聞いたのですが、ある高齢者施設で、外国人大学生のボランティア研修を受け入れました。アメリカ、イタリア、韓国などからそれぞれボランティア学生が来ていました。
彼らは母国語こそバラバラですが、英語で一定のコミュニケーションは可能です。
英語が出来る方(これも大学生)が通訳として引率して、彼らと高齢者、職員との会話を通訳していました。
帽子を探す海外ボランティア、hatが言えない日本人施設スタッフ
施設でのボランティア研修も終わりに近づいてきた日の事、不思議な光景がありました。
真夏だった事もあり、施設外に高齢者を散歩させる為に、熱中症予防の帽子を被らせる必要がありました。

帽子の場所を、別のフロアにあるスタッフに聞いている海外ボランティアの学生達、だけど「帽子」という単語が伝わらないので、施設スタッフもあたふたするばかりです。
施設スタッフは10人近く集まってきましたが、誰もわかりません。
身振り手振りで何とか、最後は伝わりましたが、沢山の大人達が、中一レベルの単語すら理解できない光景は痛々しいものだったそうです。
介護・福祉に関わる人達の本質的に求められている能力は英語ではありません。ですが英語を完全に不要と割り切る生き方で、損をしている事は多いのではないでしょうか?
これから人不足により介護・福祉分野でも海外人材の受け入れ、活用は急務です。英語が話せる事で将来は外国人人材のマネジメントなどキャリアアップの道があるかもしれません。
結局の所、現代における英語学習を完全に諦める。割りきって捨てる。という生き方は、ホワイトカラーや知的労働でのキャリアアップを諦める生き方。と言っても過言ではないでしょう。
まだまだ若い皆さん、これからスキルアップ、キャリアパスを磨いていきたい人達が、最初からこの生き方を選ぶのは損だと思うのです。
TOEIC200点レベル(英語の谷底)からの脱出勉強法
TOEIC200点レベルの人達は、中学、高校と受験勉強をした経験が無かった。また現在の生活でも英語に限らず、何かを勉強する習慣の無い人達が大多数です。
さきほどの「帽子」の例のように、英語を勉強する必要の無い職場で働いている方も多いでしょう。だからまずは、自ら机に向かって勉強する習慣を身につけなければなりません。日常生活の中に、常に勉強が習慣として存在している事。これを当たり前にしなければならないのです。
また、母語である日本語の水準が低い場合もまま見られます。例えば、TOEIC公式本に出て来る下記のような言葉をスラスラと読めて、そして使いこなせるようでないとTOEIC試験の点数を上げるのは難易度が高いです。
小売企業、貴社、弊社、財務、労務、一環、異議、予算案、議事録、会合、締結、合併、併用、普及促進、学童保育、購読。
これらはいずれもTOEIC公式本の日本語訳に記載あった語彙です。これらを日本語で最低限使いこなせるようでないと、TOEIC試験の勉強をしてもなかなか点数は上がりません。
現時点でTOEIC200点水準の人が独学でTOEIC600点の基準に到達するのは非常な困難を伴うため、サウスピークのような語学学校や専門の家庭教師をつける必要が有ります。そうでないと、TOEIC600点は無理でしょう。
その上で、基本的な英単語と英文法の学習、場合によっては日本語で分からない語彙を増やしつつ、そして英語学習習慣を確立しながら勉強を行う必要が有ります。
もう少し、上のレベルから学習をスタートする場合はこちらの記事を参考にしてください。TOEIC300点レベルからの脱出法!(中学英語からの再スタート)
TOEIC200点レベルから脱出した卒業生たち
TOEIC200点レベル(中学英語やり直し)から脱出し、飛躍的に英語力を伸ばした生徒の体験談インタビューを紹介します。英語から長く離れていてために最初の英語力は崩壊していますが、正しい手順で基礎から土台を学習する事により、短期間で劇的な英語力を身につけました。

◆海外就職のためのフィリピン留学。徹底的に基礎を叩き込んだ26週間でTOEIC220点から660点までアップさせたKotaさん
◆英語へのコンプレックスを克服!10週間でTOEIC280点から535点までアップさせ、海外事業部に挑戦するTakanoriさん
◆「時代遅れのプログラマーにならないために」半年の留学で英語力ゼロからTOEIC665点までアップさせたShumaさん
◆「この子の英語を通訳して」フィリピン人講師を手こずらせるほど英語超初心者だったTomomiさんが、26週間で270点から645点までアップさせ海外就職を目指すまで
驚くべきは、最初に動画で紹介したshoさんの激変。TOEICのスコアも620点までアップさせました。スピーチ動画も比較してみてください。別人と言っても過言ではないでしょう。
(参考記事:TOEIC600点レベルに届く最短勉強法(TOEIC600点への道))
凛々しい顔でスコアシートをかざすShoさん。入学時と比べて、語彙、文法、発音、全てにおいて劇的に向上しているのがわかります。
TOEIC200点レベル(英語の谷底)に落ちた人達を救出するサウスピークのカリキュラム
中学1年生レベルから順番に学習を行います。中学英文法、高校英文法の習得を4から10週間を目安に行います。知識ゼロの人でも1日中英語漬けのサウスピーク環境にいれば、2から3ヶ月で高校英文法まで一通り終わらせることが出来ます。
時々英語力ゼロでワーキングホリデーに行かれる方がおりますが、そういう方でも最低限高校英文法まで習得することを強く強くお勧めしています。高校英文法を最低限終わらせておけば、ワーキングホリデー現地に着いてから出来ることの幅が圧倒的に広がります。
中学英語 最初の3冊
○1. 【英文法理解】中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
⇒参考書の著者である山田先生にインタビューをしました。本書をより有効に活用するために、下記の記事を事前に目を通して下さい。
・山田暢彦先生インタビュー(1) 『中学英語をひとつひとつわかりやすく。』40万部越えベストセラー本を執筆した理由
○2.【英文法理解・英文読解】どんどん話せる 驚異の中学英語
○3.【語彙力アップ】長文が読めるようになる中学英単語必修1200
上記3冊の学習を通じて、学習法として『本文を精読⇒音読による⇒リスニング⇒マンツーマンレッスンで理解しているかどうか確認する』という基本的な英語学習の型を習得してもらいます。この学習を身につけた後に、中学3年生水準、高校生水準とレベルアップしていきます。
「聴いているだけで英語が出来るようになる」とはサウスピークでは決して言いません。正しい学習法に沿って、長時間勉強をすることで英語が出来るようになります。語学学習においては魔法はありませんので、地道に学習を進めます。しかしながら、語学学習は時間を重ねればほとんど全ての人が習得出来る分野でもありますので、途中で挫折すること無く、めげることなく学習を継続して下さい。
TOEIC200点レベルから英語学習をやり直したい方へ
こちらの記事「TOEIC初心者がはじめる勉強法を徹底解説」ではより詳しくTOEIC初心者に対する勉強法を記載しています。是非、読んでみてください。

サウスピーク留学説明会(東京・大阪・名古屋)について
サウスピークではこの記事で書かれた学習法を実践しています。お気軽に説明会にご参加ください。主に東京新宿のオフィス、名古屋、大阪の出張説明会を行っています。下バナーのページに説明会で話す内容や、開催日、場所、など随時更新で掲載しています。↓↓↓


こちらの記事では、TOEIC200点台についての学力分析、スコアUP勉強法を書きました。サウスピークではTOEICスコアの向上だけではなく、英語力自体(文法、単語)から、聞く、話すといった全ての能力をバランスよく向上させる学習カリキュラム、学習環境を用意しています。
「聴く」「読む」「話す」「書く」能力を高め、そして発音矯正をした上で、結果としてTOEIC LR試験の点数も上がる学習カリキュラムとなっています。これが3ヶ月で平均TOEIC226点UPが実現する理由です。⇒日本初3ヶ月間でTOEIC「平均」226点UPを実現した語学学校
サウスピークの特徴については、他のページを読んでいただいても分かるのですが、下のYou Tube動画で解説しています。 参考にしてください。↓↓↓
皆さんの英語学習が、英語力のUPだけではなく、就職、転職、を含めた人生のキャリアパス開拓に繋げる事が、我々のミッションであり、やりがいだと考えています。サウスピークの留学を通して、英語力という武器を得る事で、アドバンテージを獲得していただければと思っています。