この記事では、
・TOEICスコアは就職・転職活動において、どのくらい重要視されているのか?
・有名企業で必要とされている点数は何点なのか?
・海外への赴任を目指しており、その場合TOEICの点数はどれくらい必要なのか?
といったことが気になる就職・転職活動をされている方に向けて執筆しています。
この記事を読んで、希望する就職先・転職先の選考通過や配属に必要なTOEICの点数を確認してください。
そして自分に必要なTOEICの点数を獲得するために、英語学習に取り組んでいきましょう。
現在では「新卒・中途採用での採用基準」「昇進の基準」「国際部門へ配属・海外出張・海外赴任の基準」としてTOEIC LR試験の点数を参考にする企業は多くあります。
具体的な求人情報から「各企業が入社基準としているTOEIC LR試験の点数」もまとめていますので、参考にしてください。
記事の最後には、TOEICの点数を効率よくあげる学習方法の紹介などもしています。
ぜひ最後まで読んでください。
オンラインTOEFLコースについて
現在、サウスピークでは、短期間でTOEFLスコアを劇的に高める「オンラインTOEFLコース」を開講しています。
サウスピークは元々、「3ヶ月でTOEFL80点」という具体的な目標を設定したTOEFLコースを運営し、生徒の成績を公開している唯一の語学学校です。
「日本でも同じ講師とカリキュラムで学びたい」という要望を受けて、このたびオンラインTOEFLコースを開設しました。
まずは下記のボタンから、詳細をご確認ください。
「新卒・中途採用」のために必要なTOEICスコア
大学生の就職活動や、社会人の転職活動における「英語力の重要性」は高まってきています。
なぜなら、多くの企業が英語力のレベル推定に「TOEIC試験」を利用しているからです。
TOEICの運営団体であるETSが「上場企業を対象に行った2013年の調査」によると、日本の約7割の企業が採用時にTOEICの点数を参考にしていると回答しています。
上場企業における英語活用実態調査」報告書より
2013年時点で約7割の企業が採用時に「TOEICスコアを参考にしている」と回答。
(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書)
2013年時点の「新入社員と中途社員に期待するTOEICスコア」は、それぞれ以下の通りです。
(国際部門を目指す場合の必要なTOEICスコアは後ほど解説します。)
・新卒社員……565点
・中途採用……710点
中途採用者へ期待するスコアは、2011年の600点から110点も高くなっています。
就職においてTOEIC LR試験は「避けては通れないテスト」だと言えるでしょう。
英語力がさらに重要視される2019年であれば、就職活動のために「TOEIC600点」を、転職活動のために「TOEIC750点」を最低限の目安にしましょう。
「採用・配属」の基準としてTOEICを導入する企業一覧
企業の求人情報を見ると、採用時や国際部門への配属時に「どのくらいのTOEICスコアが必要か」が分かります。
「採用・配属」の基準としてTOEICを導入する企業を一覧にしてまとめました。
「採用時」にTOEICスコアを参考にする企業
採用時に「TOEICスコアを参考にしている企業」と「求められる点数」を表にしました。
TOEIC | 企業名 |
TOEIC900点以上 | 外資系エグゼクティブサーチファームリソース・グローバル・プロフェッショナル・ジャパン株式会社 |
TOEIC850点以上 | オーストラリア大使館(商務官) |
TOEIC800点以上 | |
TOEIC750点以上 |
株式会社ジェイティービーグラクソ・スミスクライン株式会社(GSK) |
TOEIC730点以上 | |
TOEIC700点以上 | |
TOEIC650点以上 | |
TOEIC600点以上 | |
TOEIC500点以上 |
「海外営業部」配属時にTOEICスコアを参考にする企業一覧
中途採用は「英語以外のスキル」や「経験実績」で選ばれる側面があります。
TOEICを指標にするか否かでいうと「国内企業」と「外資系企業」で大きく異なります。
例えば、外資系企業などで海外本社があり、上司が外国人の場合は英語での伝達コミュニケーションは必須です。
その場合、採用指標はTOEICスコアではなく「外国人面接官との直接の英語やり取り」で決まります。
こちらのTOEIC満点(990点)はどんな人?という記事に、外資系証券会社に内定が決まってイギリス人上司の元で働く梶山さんの面接体験談が記載されています。
ぜひ読んでみてください。
梶山さんは初就職であり転職ではないですが、外資の実践文化が伺い知れます。
日系企業であっても、海外営業部など「英語を使うことが前提となっている部署」や「英語が公用語を方針としている企業」では一定以上のTOEICスコアが求められます。
このような日系企業の場合、採用面接官の英語力がそんなに高くないため、英語での質問を苦手としています。
海外営業部への配属時に「TOEICスコアを参考にしている企業」と「求められる点数」を表にしました。
※横にスクロールできます
TOEIC | 企業名 |
850点以上 | 日立オートモティブシステムズ株式会社(国内外担当) |
800以上 | |
750点以上 | 株式会社ニコン・セル・イノベーション |
700点以上 | |
650点以上 |
上の表は、採用ページに記載されている要求スコアを元にまとめました。
海外営業部とはいえ、そこまで極端に高いスコアが求められるわけではありません。
これは採用を行う人事の人間が、英語力を正当に評価できないことから生まれる日系企業の独特な採用文化でしょう。
「転職」に関して言うと、日系企業であれ外資であれ「実用スキル」や「実績経験」を重視して採用します。
業務遂行に必要な英語力はもちろんですが、比重としては「英語以外の部分が大きい」と思ってください。
「昇進」のために必要なTOEICスコア
TOEICの運営団体による2013年の調査では、一部の企業でTOEICスコアが「異動、昇進、昇格の要件」として利用されていることが分かりました。
その数字は15.8%とあまり高くありませんでしたが、将来的には可能性があると答えた企業は45.2%もありました。
上場企業における英語活用実態調査」報告書より
昇進の基準として「TOEICスコアの導入」を検討する企業は42.5%もある。
(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書)
なぜ、これほど多くの企業が可能性があるとしながらも、現実には「異動・昇進・昇格の要件」としてTOEICスコアを導入していないのでしょうか?
これはおそらく、昇給の対象となるような社員に「TOEIC LR試験に慣れ親しんでいない世代の人」が多いからです。
英語力がないことへの危機感が薄い層に対して、TOEICスコアを「異動・昇進・昇格の要件」として導入することが難しいため、現状は要件となっていないのでしょう。
現在の若い世代が企業の幹部候補となる際には、より多くの企業が「異動・昇進・昇格の要件」としてTOEICスコアを参考にする可能性が高いと予想できます。
2019年現在は、その動きが強まってきていることを実感できるのではないでしょうか。
「国際部門への配属」のために必要なTOEICスコア
TOEICの運営団体による2013年の調査では、68.6%の企業が「国際部門の業務遂行」にはTOEIC700点以上を期待していることが分かります。
やはり、他の部門よりも高いTOEICスコアを期待されています。
68.6%の企業が「国際部門の業務遂行」にはTOEIC700点以上を期待。
(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書)
平均的な期待スコアは750点となっていますので、国際部門への配属を希望している方はTOEIC800点を取得しておくことが無難でしょう。
「海外出張」のために必要なTOEICスコア
「海外出張者の選抜」にTOEICスコアを利用している企業は、全体の28.5%です。
上場企業における英語活用実態調査」報告書より
(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書)
こちらの調査も将来的には利用したいと考えている企業は30.3%と非常に高いため、近い将来より多くの企業が出張の要件としてTOEICスコアを導入する可能性が高いと言えるでしょう。
「海外出張者に期待する平均スコア」は675点なので、海外出張を希望する方はTOEIC700点の取得を目指しましょう。
海外出張を目指す方は、一定の英語力は不可欠です。
「海外赴任」のために必要なTOEICスコア
「海外赴任者の選抜」にTOEICスコアを利用している企業は30.3%です。
こちらも「将来的に利用したい」と考えている企業が29.8%あります。
全体で60.1%もの企業がTOEICスコアの活用を肯定的に考えていると言えるでしょう。
6割以上の企業が海外赴任者選抜において「TOEICスコアの活用」を肯定的に捉えている。
(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書)
6割以上の企業が海外赴任者を選考する際に、TOEICスコアを重要視しています。
そのため、海外赴任を目指す方は今から英語学習をしておくことをお勧めします。
参考:就活・転職活動・昇進で企業に求められるTOEICの点数まとめ!
TOEICの点数を上げて「就職・転職・昇進」を成功させた人達
サウスピークは、生徒のTOEIC LR試験の点数が3ヶ月で「平均」226点上がるフィリピン・セブ島の語学学校です。
サウスピークに留学したことで英語力を大幅に伸ばし、就職・転職活動を成功させた方3人をご紹介します。
Takumiさん(就職活動)
大学生 / TOEIC755点から975点へアップ / 大手通信会社に内定
私が入社するのは「営業職」「グローバル」「IT」の3つを満たしている会社です。
このような会社で働ける一因に、TOEICで975点を獲得したことがあります。
私は関西の中堅私立大学に在学していますが、エントリーシートで落とされるようなことはありませんでした。
TOEICで高得点を獲得することが「自分は英語を運用できる」という保証書のような役割を果たしたのだと思います。
Yukiさん(転職活動)
社会人 / TOEIC500点から930点へアップ! / 大手フリマアプリ運営会社へ転職
英語ができれば、エンジニアとしての「情報感度」を高めることができます。
転職する際も「英語資格」を武器に、有利に就職活動を進めることができます。
転職が多いこの業界で「英語力」という強みを持っていれば、外資系企業へ転職することもできます。
むしろ、英語ができないと外資系企業へは入社できません。
私も現在の会社に入社してから「英語を話せることが評価されていた」ことを知りました。
今私自身も、採用面接の面接官を担当することもありますが、履歴書を見てTOEIC LR試験のスコアを確認します。
また、口頭で「英語が話せるか」も確認しますね。
Hirokiさん(転職活動)
社会人 / 14週間でTOEIC555点から735点までアップ! / 日本の大手コンサル企業に転職
転職活動は驚くほどすんなり終わり、留学終了後の1週間後には第一志望の現在勤めている企業から内定を頂いていました。
なぜこれほど、うまくいったのかを考えたときに、企業名で決めるのではなく「自分のやりたいこと」に加えて「持っているスキルが活かせること」という基準で、企業を選んでいたことに起因すると思います。
こうすることで、会社の求める人材でありながら、私が働きたい会社であるため、ミスマッチなく転職が進められました。
その際に、持っているスキルに「英語力」が加わったことは、内定先に高く評価された一因です。
(補足)TOEIC LR試験の点数とスピーキング能力は比例関係にある
TOEIC LR試験対策だけしていても「英語を話す能力」は向上しません。
TOEIC試験対策に加えて「スピーキング対策」を行うことで、英語を話せるようになります。
また、TOEIC LR試験の点数とスピーキング能力には高い相関関係があります。
なぜなら、基礎的な英文法の理解・英語の音を正しく聴き取ること、これらができていないと相手の会話の意図を理解できず、自分の伝えたいことをまとめることができないからです。
下記のリンクではTOEIC LR試験の点数を大きく伸ばし、スピーキング能力も向上させた卒業生たちの動画を以下の記事にまとめています。
就職・転職・就活に向けてTOEIC LR試験の点数を効率よくあげる方法とは?
ここまでの記事を読み、就職・転職活動に向けて本格的に日本で英語学習をされる方も少なくはないでしょう。
しかし、日本では皆さんの学習を妨げる誘惑が数多く存在します。
それだけでなく日々の日常の生活では大学の講義の予習・復習、家事など、皆さんが思っているより、自分を律しながら学習を続けることはとても難しいことなのです。
例えば、目標とするTOEICの点数まで500時間の学習が必要だとします。
サウスピークでは1日の平均学習時間が10時間なため、1週間で日本の4倍である60時間を確保することができます。そのため目標達成までの期間も短くなります。
そこでサウスピークでは、皆さんが学習のみに集中していただける環境を用意しています。
また以下の図のように、学習以外のことは全て学校のスタッフが行うため、生徒は1日平均10時間の学習を自発的に行なうことが可能です。
2017年にサウスピークに留学中にTOEIC試験を受講した全生徒のデータから作成。サウスピークは語学学校の中で唯一生徒の「平均」データを公開している学校です。
その結果、3ヶ月間のフィリピン留学で「平均」200点以上のスコアを上げることに成功しています。
これは一部の生徒だけではなく「全ての生徒」の成績です。
サウスピークでは過去の膨大な情報をデータベース化し、TOEICスコアを効率よく伸ばす分析を行っています。
どのくらい勉強をすれば、目標とするTOEICスコアを伸ばすことができるのか?
それらを具体的なデータにまとめることにより、各スコア毎に効率の良い学習方法を確立しました。
TOEIC試験を利用しながら、読む、書く、話す、聞く、という英語4技能を伸ばします。
また、各スコア(200〜900)点において、必要な勉強方法から、各パート(1〜7)で求められている英語力の内訳。
それらを解析することにより、最短・最効率でTOEICを伸ばしながら、英語4技能を身につけるカリキュラムを用意しています。
サウスピークでTOEICスコアを上げる3つのプラン
就職・就職活動や昇級のために「TOEICスコアを向上させたい」と考える方に、サウスピークの「オススメな留学・通学プラン」を3つご紹介します。
(1) 最短1週間からの短期留学
フィリピンは日本から直行便の利用で約4~5時間のフライトです。
そのため、仕事の忙しい社会人の方でも、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの短期の休暇を利用して英語学習をすることが可能です。
留学を通して「英語学習の方法を知り、英語学習のやる気を高め、発音矯正レッスンを行う」ことができます。
1日10時間という日本では確保できない勉強時間をうまく活用して、英語力を高めましょう!
(2) 転職活動・就職活動対策の中期留学
サウスピークでは転職活動の合間にサウスピークへ留学して、TOEIC LR試験スコアを大幅にアップさせる方が多くいます。
TOEICスコアに加えて英会話能力も伸ばし、他の候補者に差をつけましょう!
オンラインTOEFLコースについて
現在、サウスピークでは、短期間でTOEFLスコアを劇的に高める「オンラインTOEFLコース」を開講しています。
サウスピークは元々、「3ヶ月でTOEFL80点」という具体的な目標を設定したTOEFLコースを運営し、生徒の成績を公開している唯一の語学学校です。
「日本でも同じ講師とカリキュラムで学びたい」という要望を受けて、このたびオンラインTOEFLコースを開設しました。
まずは下記のボタンから、詳細をご確認ください。