英語学習者の中には、TOEICの点数を一つの指標として、自身の英語力を測ろうとしている人が多いのではないでしょうか?
そのため、英語学習者にとって「TOEICの点数と英語力の相関についてや、目標にしている点数に到達するための勉強方法」は気になる点だと思います。
大学生のTOEICの平均点数が500点半ばであることや、就活の際に履歴書に書ける最低ラインが600点であることを考えると、今回ご紹介していくTOEIC 650点レベルの英語力を目指すことは、モチベーションの向上にも繋がるでしょう。
また、英語初心者からしてみれば、TOEIC 650点は比較的高い点数であり「英語力があって日常会話もスムーズにできるのだろうな」と思われることもあるかと思いますが、TOEIC 650点程度の英語力では「英語をペラペラに話せるレベル」とはほど遠いです。
しかし高校で習うまでの英語知識が身についているレベルなので、英語で円滑なコミュニケーションを取るための基盤はできているといえます。
当記事ではこのような、TOEIC 650点レベルの英語力の特徴や就活での評価に加え、このレベルまで到達するための学習方法を紹介していきます。
サウスピークは「TOEICの点数を3ヶ月間で平均226点向上させた語学学校」であるため、専門的な視点から、英語学習のアドバイスが可能です。
この記事を読むことにより、TOEIC650点レベルの英語力の特徴と、その水準に届くための勉強法に関する理解が深まるでしょう。
TOEIC 650点レベルの英語力とは
まずは、TOEIC 650点を持つ人の英語力を確認しましょう。
TOEIC 650点レベルの方は、高校で学ぶ英文法・英文読解の内容をひと通り理解し、かつリスニングもそれなりにできるという、英語の基礎が確立できている状態だといえるでしょう。
また、新卒の大学生が就活のために、履歴書の資格欄に書く際には、最低でもTOEIC 600点が必要です。
英語を使って業務ができる最低限の水準がTOEIC L&R試験 600点だと考えられていて、600点未満ではそれが難しいとされています。
日本の大学生のTOEIC L&R試験の平均点は500点半ばです。
そのため、平均的な大学生は「英語が満足に使えない」とみなされてしまいます。
外資系企業の足切り水準がTOEIC700点程度といわれているので、600点と700点の中間にあたるTOEIC650点は、外資系以外の企業であれば、安心して履歴書に書ける点数です。
格安オンライン英会話、フィリピン語学留学、ワーキングホリデー、アメリカ・カナダへの語学留学なども、TOEIC 600点レベルの英語力がないと、そのサービスを十分に活用することは難しいでしょう。
600点以上の基礎が身についている人であれば、継続して英語を学習していれば、遅かれ早かれ「適切な英文法に従った文章で英語のやり取りができる状態」になります。
海外留学や就活のために英語力を伸ばしたいと考えている方は、まず第一の目標として、TOEIC 650点を目指すことをおすすめします。
※TOEIC L&R試験の点数と英語力との関係を、大まかにまとめたので参考にしてください。
【TOEIC 500点レベル】
英会話が少しずつできるようになり、英語学習自体も楽しくなってくる段階です。
裏を返せばTOEIC 500点以下の場合、道を尋ねたり簡単な挨拶程度の会話をするのにも困ります。
500点以下の人の場合は英語を見ること自体がかなり苦痛です。
【TOEIC 600点レベル】
ワーキングホリデーに行く人が最低限取得しておきたい点数です。
海外就職をする上で望ましい水準は800点以上ですが、最低限の水準は600点です。
なぜなら600点以下の英語力だと、英語でのコミュニケーションが上手くいかないからです。
流暢な英会話をするために必要な最低限のレベルなので、海外旅行や世界一周旅行をより楽しみたい人は、TOEIC 600点以上を目指すことをおすすめします。
体験談記事:ワーホリ準備のためにサウスピークに留学されたChihiroさんのその後
【TOEIC 700点レベル】
外資系企業で働くための最低水準です。700点以上ないと、履歴書の段階で落とされることがあります。
【TOEIC 800点レベル】
転職活動で英語を自分の強みとして積極的に利用できる点数です。
得意分野での会話であれば、ネイティブスピーカーともストレスなく行えるレベルです。
「感情に左右されず、毎日同じ努力量を投入し続けること」半年間のフィリピン留学でTOEIC835点まで上げたMasahiroさん
【TOEIC 900点レベル】
ネイティブスピーカーと互角に英語でやり取りをする上で、最低限必要なレベルです。
TOEIC 900点を取得していれば、日本国内での就活・転職の際に、英語力が原因で落とされることは滅多にないでしょう。
TOEIC650点レベルに届くための勉強方法・教材
では次に、TOEIC650点を獲得するための学習方法と教材をご紹介します。
まずは高校英文法の参考書を読み、理解に漏れがないか確認しましょう。
1. 英文法の勉強
英文法の参考書で登場する英文を品詞分解し、精読してください。そして精読を終えた英文に関するリスニング音源を聴き込みましょう。
通勤・通学中にリスニング音源を聴き込み、英文法の重要例文は全て丸暗記するつもりで望んでください。
ここで学習した内容が、その後の英語学習を支える全ての基礎となるので、丁寧に取り組み英文法を定着させましょう。
ただし、この段階で徹底的に聴き込んでも、学んだ英文を自信を持って使いこなせるようにはなりません。
この段階は、英語を使いこなせるようになるための、事前準備だと考えましょう。
2. 英文読解・リスニングの勉強法
続いて、英文法の学習と同様に英文を品詞分解・精読してください。
その後同様に、例文を丸暗記できるくらいまで、音源の聴き込みをしましょう。
「品詞分解→精読→リスニング音源の聞き込み→重要例文の暗記」という流れです。
この学習方法は、その後の全ての学習において共通しています。
『全く理解していない状態 ⇒ うっすらと理解している状態 ⇒ 明確に理解している状態』と知らない英単語・英語表現をどんどん自分の中に定着させていくのが、英語学習です。
今後続く英文読解やリスニング学習では、ひたすらこの手順を続けます。
そしてTOEIC400点、600点、800点の違いは突き詰めると「自分の中に定着させている英単語・英語表現の数の違い」とすらいえます。
関連記事:TOEIC800点を就職活動に活かすポイントとは? 本当に就活で有利なのか?
次に、上記の学習を進める際に使用するものとして、おすすめの参考書を紹介します。
1.英文法・英文解釈のおすすめ参考書
丸暗記することよりも理解することを優先して最低2周読み進めてください。
また、別冊の回答英文を、リスニングCDを使って暗記するまで聴き込みましょう。
この教材も、内容の理解を優先して、最低2周してください。
本書を使うことで『高校英文法をひとつひとつわかりやすく』で学んだ内容を定着させることはできます。
また、空き時間には復習としてリスニングCDを聴き込んでください。
特にP122からの「音読用英文の一覧」は、暗唱できるようになるくらいに音読することをおすすめします。
2.英文読解・リスニングの学習
学んだ英文法の内容を定着させるために、次は英文読解・リスニングの学習です。
代表的な教材を下記に紹介します。
易しめのTOEIC L&R試験 Listening Part公式対策本。
公式本であるため、英単語の選択が適切であり、実際の試験の問題に近いです。
3.語彙力を鍛える
これまで本格的に英文読解の学習をしたことがない方は、本書を使ってTOEIC L&R試験向けの語彙力を増やしてください。
本書は日常英会話の表現も多く使われているため、基礎の英会話表現を学ぶのにも有効です。
ここまで終われば、次は本番試験と同じ難易度のTOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編に着手できるようになります。
TOEIC 650点の就活・転職における評価
TOEIC 650点レベルの英語力を持っていることにより、就活・転職にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
大学生と社会人別に、それぞれ説明していきます。
【大学生の場合】
大学生にとって、最もTOEICスコアを有効活用できるのは、就職活動のときでしょう。
一般的に、就職活動の際に履歴書に書けるスコアは、600点以上といわれています。
2013年には、上場企業の約7割が、新入社員採用の際にTOEICのスコアを参考にしており、その上565点以上のスコアを期待しているというデータが出ています。
2013年時点で約7割の企業が採用時に「TOEICスコアを参考にしている」と回答
(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書)
就活前の大学生が、TOEICで650点を取得していれば、企業からの期待値をなんとか上回れるケースが多いので、大学生のうちに最低でも650点程度のスコアを獲得しておきましょう。
しかし650点程度では、ほかの就活生との差別化はしづらいので、より明確な差をつけるためにTOEIC 800点以上を目指すのも賢い選択です。
【社会人の場合】
社会人の場合、会社内での「異動・昇進・昇格」の際に、規定以上のTOEICスコアを求められることが多いと考えられます。
上記の写真にある通り、2013年時点で中途採用社員に期待しているTOEICスコアは710点というデータが出ています。
そのため転職を考えている社会人にとって、TOEIC 650点を武器にするには、少し心もとないです。
転職活動を有利に進めたいのであれば、TOEIC 800点以上を目指すと良いでしょう。
企業からの評価を上げるためのフィリピン留学
上述の通り、TOEIC 650点を取得している場合、基礎が十分に身についていて、ある程度の英語力はありますが、就活や転職の際には他者との差別化に繋がらず、なかなか評価されないこともあります。
せっかく650点まで到達しているのならば、短期間に集中して英語を勉強し、就活や転職で評価される800点以上を取得するべきです。
TOEIC 800点以上あれば、学歴が低くても就職活動で大手から内定を得られる可能性がぐっと高まります。
関連記事:
TOEIC800点を就職活動に活かすポイントとは? 本当に就活で有利なのか?
TOEIC 650点から800点まで点数を上げるためには、500〜750時間の学習時間が必要です。
サウスピークに留学した場合、1ヶ月で約250時間の英語学習が可能なので、2〜3ヶ月で目標の学習時間に到達できます。
日本でこれだけの学習時間を確保しようとしたら、半年以上かかってしまうのではないでしょうか?
短期間で目標の英語力まで到達して、就活や転職を有利に進めたい方は、サウスピークでの留学をおすすめします。
サウスピークは3ヶ月で平均TOEIC 226点UPする語学学校
今回はTOEIC 650点台についての学力分析、スコアUP勉強法をご紹介しました。
3ヶ月でTOEIC L&R試験スコア平均 226点UPのサウスピークでは、TOEICスコアの向上だけではなく、英語力自体(文法、単語)から、聞く、話すといった全ての能力をバランスよく向上させる学習カリキュラム、学習環境を用意しています。
「聴く」「読む」「話す」「書く」能力を高め、そして発音矯正をした上で、結果としてTOEIC L&R試験の点数も上がる学習カリキュラムです。
これが3ヶ月でTOEIC L&R試験平均226点UPが実現する理由です。
またサウスピークには3つの校舎がありますが、そのうちの1つが日本語禁止校です。
授業以外も「24時間英語漬け」の校舎でEOP(English Only Policy)、つまり徹底した日本語禁止の生活を送ることができます。
EOPバッヂ。EOP校舎以外でも、これを付けている間は英語しか話してはいけません。
サウスピーク・日本語禁止校では、入学条件としてTOEIC(R)試験 600点以上(もしくはそれに相当する英語力)という条件を設けることで、どの語学学校も徹底することができなかった完全な英語環境を実現しています。
条件を設けずに誰でも入学できる環境であれば、日本語で話したり、あるいはずっと沈黙したりしてしまう生徒が出てきてしまい、英語でのコミュニケーションが成立しません。
ですからサウスピーク日本語禁止校では「最低TOEIC 600点」という入学条件を設定しました。
これにより日本語禁止校舎は機能しているのです。
英語力向上だけでなく、英語学習の成果を就職・転職を含めた皆さんの人生におけるキャリアパス開拓に繋げることが、私たちサウスピークのミッションであり、やりがいだと考えています。
サウスピークでの留学を通して、英語力という武器を得ることで、人生におけるアドバンテージを獲得していただきたいです。
サウスピークに留学をするメリット
次に、サウスピークで留学をするメリットを紹介します。
1.英語力が高いフィリピン人講師によるマンツーマンレッスン
サウスピークで働いている講師はTOEIC LR試験で900点レベルの英語力を有しています。
さらに彼らは日本人に英語を教えていることに慣れているので、日本人の英語学習者がつまずきやすいポイントを熟知しており、わかりやすいレッスンの提供が可能です。
2.活動時間のほとんどを英語学習に割ける
サウスピークは全寮制で、校舎と宿舎が同じ敷地内にあります。
そのため学習スペースと宿舎間の移動時間が限りなくゼロに近く、家事はすべてフィリピン人スタッフが行うため、生徒のみなさんは英語学習だけに集中できます。
日本で英語学習をする場合、独学やオンライン英会話、英会話スクールでの学習が主になると思いますが、いずれにせよ生活のほとんどを英語学習に充てるのは困難です。
そのためサウスピークで留学をして英語の学習時間を確保することは、 コストパフォーマンスの良い自己投資だといえるでしょう。
3.日本人の英語学習者に特化したカリキュラムの提供
サウスピークの学習カリキュラムは、日本人の英語学習者向けに特化して作成されています。
学習カリキュラムの存在により「英語の勉強方法がわからない」と悩む時間を削減でき、学習効率が飛躍的に高まります。
さらにこの学習カリキュラムは「生徒一人ひとりに合わせて作成している」ので、最適な学習方法で英語力を伸ばしていくことが可能です。
また以下の記事では、フィリピン留学のメリットや失敗パターンについて詳しく紹介しています。
せっかく留学するからには、有意義なものにしたいですよね?
フィリピン留学を成功させて圧倒的に英語力を伸ばしたい方は、ぜひ一度ご覧ください。
TOEIC 650点レベルに到達した卒業生たち
地道な学習を重ね、見事TOEIC 650点相当に到達した卒業生のサウスピーク留学体験談を紹介します。
上記のテキストや勉強方法に沿って学習を進めることで、英語力UPに成功したみなさんです。
ぜひ彼らの体験談を読んで、今後の英語学習の道のりをイメージする手助けとしてください。
1度目の留学で挫折を味わったYuyaさん。2度目のフィリピン留学でTOEICの点数を235点向上させる。
「この子の英語を通訳して」フィリピン人講師を手こずらせるほど英語超初心者だった私が、TOEICスコアを270から645まで上げて海外就職を目指すまで
ワーホリ前の事前準備として、19週間のフィリピン留学でTOEIC310点からTOEIC650点まで向上されたNatsukiさん
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10週間のフィリピン留学でTOEIC255点から660点まで410点アップ!「英語で話せるようになるために品詞分解した」Takamitsuさん
ワーキングホリデーの事前準備として、現地語学学校ではなく、サウスピークへの留学を選択!海外生活を楽しむ上で必要な英語の知識を手に入れたMayukoさん
最後に、TOEIC L&R 380点からスタートし4ヶ月の留学を通して680点まで向上させた、Saeruさんのスピーチ動画を紹介します。
留学当初は自分の夢を話そうとしても、適切な語彙が分からないために途中で「だめだ」と諦めてしまっていました。
しかし、4ヶ月間の留学を通して文法知識や語彙力が磨かれ、表現豊かに「夢」についてスピーチをするSaeruさんはまるで別人のようです。
※英語で話す練習をしていない場合、TOEIC 600点以上あってもほぼ話せません。
「勉強の仕方が分からなかったので、ひたすらカリキュラム通りの勉強をしました」大学生のSaeruさん TOEIC380点から680点まで伸ばし、自信をつけた4ヶ月間
TOEICスコア別分析記事シリーズ
今回は、TOEIC 650点台についての学力分析、スコアUP勉強法をご紹介しました。
そのほかにサウスピークでは、TOEICスコア別にその英語力や学習方法を紹介しています。
◆TOEIC 200点レベルを徹底分析|TOEIC 200点レベル(中学英語やり直し組の戦略)
◆TOEIC 300点レベルからの脱出法!(中学英語からの再スタート)
◆TOEIC 400点レベルを徹底分析|TOEIC 400点台から脱出する勉強法
◆TOEIC 500点レベルを徹底分析(初心者が日本人受験者の平均水準TOEIC 500点を目指す)
◆TOEIC 550点レベルを徹底分析(勉強方法・留学体験談あり)|TOEIC 550点の英語レベルとは?
◆TOEIC 600点レベルに届く最短勉強法(TOEIC 600点への道)
◆TOEIC 650点を徹底分析(勉強方法・留学体験談あり)|TOEIC 650点の英語レベルとは?
◆TOEIC 700点レベルを徹底分析 | TOIEC 700点に届く勉強法
◆TOEIC 730点を徹底分析(勉強方法・留学体験談あり)|TOEIC 730点の英語レベルとは?
◆TOEIC 750点を徹底分析(勉強方法・留学体験談あり)|TOEIC 750点の英語レベルとは?
◆TOEIC 800点を徹底分析(勉強方法・留学体験談あり)| TOEIC 800点の英語レベルとは?
◆TOEIC 850点を徹底分析(勉強方法・留学体験談あり)|TOEIC 850点の英語レベルとは?
◆TOEIC 900点を徹底分析(勉強方法・留学体験談あり)| TOEIC 900点の英語レベルとは?
自身の目標にあった英語学習をして、その目標を達成できることを願っています。
短期間で目標を達成したいという方は、ぜひサウスピークへの留学をご検討ください。