フィリピンのセブ島では毎年1月にシヌログ祭りという大きな祭りが開かれます。シヌログ祭りは1週間続いて行なわれるのですが、メインイベントとなるパレードは1月の第三日曜日に行なわれます。このパレードの参加者は400万人がとも言われ、セブ市全体を巻き込んだ大パレードが1日中行われます。セブ島だけではなく、フィリピンの各地からシヌログに参加する人が訪れ、セブ市内のホテルは全て満室となってしまうほどの賑わいとなります。
シヌログ祭りとは?
フィリピンは国民の90%以上がカトリックを信仰する国ですが、セブ島を含むフィリピンのビサヤ地方ではサントニーニョ(Sto.Nino)という幼きイエスを篤く信仰しています。シヌログフェスティバルは、このサントニーニョを祝うためのお祭りです。
シヌログの語源である「sulog」という言葉は、セブの言葉で「踊る」という意味があります。元々は、伝統的な踊りだったものが発展してゆき、現在ではシヌログの開催中に様々な種類のダンスコンテストも同時に行なわれるほどとなっています。もちろん、パレードでもさまざまなダンスが行なわれています。参加者は皆「Pit Senor! VIVA! Sto.Nino!」(セニョール、お力を。サントニーニョ万歳!)と声をあげながらパレードを進めます。
パレードは朝から晩まで1日中続きます。また、どの場所にも露店が立ち並んでいますので、ビールを飲んだり、ご飯を食べながら祭りを楽しみましょう。
シヌログ祭りの日程と参加方法
シヌログのパレードは一日中行なわれていますので、前日からセブ市内に宿泊し、当日は朝早くメインストリートへと向かいましょう。また、宿泊先のホテルによっては、パレードを見るための特別席を用意しているところもありますので、宿泊前に確かめているのがいいでしょう。確認したところでは、マルコポーロホテルやクラウンリージェンシーといったホテルは特別観覧席を持っていましたので、この二つのホテルに宿泊すると良いかもしれません。
シヌログ祭りに参加する際の注意点
(1) 交通機関が麻痺することを前提に行動しましょう
これほど多くの人が参加する祭りですので、当日は都市の交通機能が麻痺します。そのためタクシーなども利用できませんので、歩くことを前提に行動しましょう。
(2) 携帯電話も通じなくなることがあります。
人が密集すると携帯の帯域も少なくなり、携帯電話が通じなくなる場合があります。
(3) 貴重品は最低限しか持ち歩かないようにしましょう。
人だかりの中には悪さを考えている人もいますので、貴重品の持ち運びは最低限にしましょう。
以上に気をつけて、セブ最大の祭りシヌログ祭りを楽しみましょう!
2015年シヌログ祭りの様子
サウスピークでは毎年マンゴーストリートに面したレストランに場所を借りてシヌログを観覧しています。飲食をしながら、講師と一緒に楽しんで観覧しています。
モニーク講師
生徒の皆さんも楽しんでいます。
フィリピンで最も有名なマスコットジョリビーもパレードをしています。
こういう感じで場所を貸し切って観覧できます。
こんな時にも関わらず勉強している生徒もいました(笑)。さすが、サウスピークの生徒です(笑)