
発音矯正レッスンの様子
この記事では「サウスピークが英語発音矯正レッスンで行った2つの革新」について記します。
サウスピークでは英語の発音矯正をマンツーマンレッスンで受けることが出来ます。
フィリピン留学・セブ島留学で最も受けてほしいレッスンを1つ挙げるとすると、それは発音矯正レッスンです。フィリピン留学・セブ島留学で発音矯正クラスを受けるべき3つの理由は次の3つの理由からです。
発音矯正クラスを受けるべき3つの理由
理由1. 最初に正しい英語の発音を学ぶとその後の学習が楽になる
理由2. 日本でレッスンを受けた場合よりも費用が圧倒的に安い
理由3. 単調な発音学習が面白いものになる
これら3つの理由の詳細は次の記事を確認下さい
この発音矯正レッスンに関してサウスピークが行った2つの挑戦は以下のことです。
- サウスピークの挑戦(1) リスニング音源付きの発音教材を採用しました。
- サウスピークの挑戦(2) 英語学を専攻していたフィリピン人講師を発音矯正レッスン専任にしました。
以下、順番にこれらの挑戦について記します。
サウスピークの挑戦(1) リスニング音源付きの発音教材を採用した
マンツーマンレッスンでの発音矯正レッスンに関しては現在も一部のオンライン英会話に有ります。ただし、このオンライン英会話の発音矯正レッスンには一つ致命的に駄目な点が有ります。
それは「リスニング音源が付いていない」というものです。このため日本人生徒は事前に正しい音の出し方を耳から学ぶことが出来ず、レッスン中にフィリピン人講師から教わるしか有りませんでした。
この「リスニング音源が付いていない」の何が悪いことかと言うと、「リスニング音源」がない場合にはフィリピン訛りの英語で学ばざるを得ないということです。
フィリピン人講師にとって英語は第2言語です。また、フィリピン英語特有の訛りも有ります。フィリピン人は基本的に聞き取りやすいアメリカ英語を話しますが、それでも米国企業やコールセンターで発音矯正を受けたことがないフィリピン人の英語には若干の訛りが有ります。
だから、発音矯正レッスンでリスニング音源が付いていない教材を使用した場合、日本人の英語学習者の大多数が望んでいないフィリピン人特有の訛りを身につける恐れが有ります。
だからこそ、サウスピークではリスニング音源付きの英語参考書を発音教材として採用しました。そして、リスニング音源付きの教材を使用することで学習手順が下記のように変わりました。
リスニング音源がない場合の学習法(大手オンライン英会話など)?
(1) マンツーマンレッスンで自分の発音がフィリピン人講師※に通じるかどうか試す(実行Do)
(2) フィリピン人講師に修正をしてもらう(確認Check)
(3) レッスン後、音源無しで復習をする。(不完全な改善Action)
リスニング音源がある場合の学習法(サウスピークでの学習形式)
(0) Native English Speakerのリスニング音声を聞きながら英語の発音について学ぶ(計画Plan)
(1) マンツーマンレッスンで自分の発音がフィリピン人講師※に通じるかどうか試す(実行Do)
(2) フィリピン人講師に修正をしてもらう(確認Check)
(3) レッスン後、発音について詳細に書かれた教材を使い、またNative English Speakerのリスニング音声を使って復習をする。(完全な改善Action)
※補足
適切な大学教育を受けたフィリピン人講師達(フィリピン人の上位2割に所属する教養ある人達)はハリウッド映画を字幕無しで観て理解出来ます。つまりNative English Speakerの音声を問題なく理解することが出来ます。ただし、発音自体は若干訛っている講師もいます。
このように音声付きの教材を使えば、より正しく英語の発音について学ぶことが出来ます。しかしながら、発音矯正レッスンを導入しているオンライン英会話各社はなぜリスニング音源を採用しないのでしょうか。※2014年12月の時点で、サウスピークのように発音矯正レッスンにリスニング音源を採用しているオンライン英会話サービス・フィリピン語学学校はゼロです。
導入に踏み切れない1つの理由は「日本人生徒の耳が肥える」というものです。
サウスピークの挑戦(2) 英語学を専攻していたフィリピン人講師を発音矯正レッスン専任にしました。
サウスピークでリスニング音源付きの発音教材導入後に想像していなかったことが発生しました。それは「日本人生徒の耳が肥えて、フィリピン人講師がアメリカ英語と異なる発音をしたら、その違いに気づくようになってしまった」という問題が発覚しました。
例えば、Cocoaという単語があります。フィリピン人はこれをココアと発音します。でも、アメリカ人はコゥコゥと発音します。最後のaは発音しません。
日本人生徒がレッスンの前に正しい音について予習してくるようになったため、サウスピークでは発音についてあまり詳しくないフィリピン人講師の評価が目に見えて悪くなるようになりました。そのため現在サウスピークでは後述する発音矯正専属のフィリピン人講師に発音に関する講義を行ってもらっています。
このように「日本人生徒の耳が肥える」と、質のあまりよくないフィリピン人講師を大量に採用している大手オンライン英会話では、フィリピン人講師の質の低さが明らかになってしまいます。だからこそ、フィリピン系の大手オンライン英会話サービスのほとんど全ての教材でリスニング音源を採用することは難しいのです。
補足説明すると、少数精鋭が方針のサウスピークではフィリピン人講師の採用基準をTOEIC最低900点としていますが、たくさんのフィリピン人講師を雇う必要がある大手オンライン英会話においてはフィリピン人講師のTOEIC平均点は700点弱にまで落ちます。一度にたくさん雇う必要があるからこそ、あまり質の良くない講師も雇わざるをえません。そしてTOEIC試験の点数が下がれば下がるほどに、それに比例して発音がいまいちな講師の割合も増えていきます。
発音があまり良くないフィリピン人講師が良くない評価を得るようになった一方で、際立って評価が高くなったフィリピン人講師達もいます。それは大学時代に「英語学」を専攻していた講師達です。彼女たちは大学時代に学問として「英語」を学んだために発音記号について熟知しています。分かりやすい例としては、通常の英文を全て発音記号に置き換える事が出来ます。
サウスピークでは2013年9月にフィリピンにある語学学校で初めて「英語学を専攻したフィリピン人講師に発音矯正レッスン専任になってもらいました。そして英語教育に関して専門能力を持つ彼女たちの給料を昇給しました」。これはフィリピン留学業界ではじめての試みです。
発音矯正レッスンに専任となった英語学を専攻していたフィリピン人講師たち

Yaniss講師。2013年サウスピーク最優秀講師。

Menchiean講師
現在(2014年12月時点)、他にもう1名(Hazey講師)の発音専属教師がサウスピークには所属しております。サウスピークでは発音専属教師を高く評価しています。
サウスピーク開学当初から教員免許所持者※を評価することはすでに行っていました。※英語科目を除く科目の教員免許保持者。
しかし、これは英語に関する専門知識というよりも教え方を評価してのことです。あえて言うと、教員免許所持者の場合、専門知識よりも対人能力を評価していました。
「人当たりが良い」「明るい、レッスンを受けると元気になる」「容姿が良い」という対人能力が高いフィリピン人講師がこれまでオンライン英会話やフィリピン留学で評価されてきました。これらはもちろん重要な要素かもしれませんが、英語学習の専門性とはほとんど全く関わりのないことです。
でも、今回の発音矯正専任講師は違います。彼女たちが大学時代に学んだ「英語学」という専門性を評価しての昇格です。私としてはフィリピン人講師達を「対人能力」ではなく、「英語教育に関する専門知識」で評価し、報酬で報いる仕組みをサウスピークに導入することが出来てとても嬉しいです。
今回は発音に関してでしたが、サウスピークでは今後も英語教育に関する専門性を備えたフィリピン人講師を高く評価する仕組みを作り、オンライン英会話やフィリピン留学自体の質を上げていきます。
最後にこれまでサウスピークに短期留学をされて発音矯正レッスンを受けられた生徒の方々の留学体験談を紹介致します。