【この記事のポイント
・TOEIC280点アップ
・品詞分解で理解を深めた
・SWレッスンにのおかげで自分の意見を英語で述べられるようになった
名前 Natsumiさん
職業/年齢 大阪大学 薬学部 4年生
留学期間 4週間
開始時の英語力 680点
はじめに 〜サウスピークに留学して得られた成果〜
①アメリカ英語とイギリス英語のクセの違いを理解できたこと
②周りの生徒から影響を受け、ストイックに英語を学習する姿勢が身についたこと
③今まで英語嫌いだったのに、英語が好きになったこと
まとまった時間が確保できる最後のチャンス。入社前に留学するなら、今しかない!
ーーまずはじめにサウスピークに留学しようと思った経緯を教えてください
就職活動が終わったとき、このまま何もせず(留学しないで)内定先の企業に入社するのに漠然とした不安がありました。なぜなら、私の内定先である外資系製薬会社では、帰国子女の方や1年間海外で留学した方などが多く働いているので、彼らに英語力で遅れをとりたくなかったからです。
そんなとき、バイト先の外国語学部・英語学科・英語専攻の友人がサウスピークを勧めてくれました。
彼女はサウスピークの日本語禁止校(※)の卒業生で、この学校にいる生徒は英語学習に対するモチベーションがかなり高いと聞きました。
この人がおすすめするのだから、間違いないだろうと思い即決しましたね(笑)
(※)日本語使用が一切禁止されている、TOEIC600点以上の方向けの校舎。
ーーなぜ製薬会社を選んだのか理由を聞かせてもらえますか?
製薬会社を選んだ理由は薬学生だからというのが1つです。
大学で6年間、薬学に関する専門的な勉強をしてきたので、営業職よりは専門性のある職種の方が自分に向いていると思いました。
それと海外旅行に行く機会が結構あって、その度に日本の医療水準の高さを実感しました。
医療は私たちの生活に深く結びついていて切っても切れない関係にあります。
世界的に医療の質が上がればいいなと思って、製薬会社を選びました。
ーーでは、なぜ外資系の製薬会社を選んだのですか?
活動の幅が日本の企業よりも広いからです。
内資と外資では資金力が全然違います。
資金力がある会社だと新しい薬を出すチャンス自体が多いですし、研究所も日本だけでなく世界各国にあります。
そのため、外資系の方が自分の仕事を通して世界の医療発展に貢献できると考えました。
それに海外に本社があると海外研修が実施されることが多く、さまざまな経験を積めて、早く成長できると思います。
自分のスキルアップを考えた上でも、外資系の製薬会社に行きたいと思いました。
ーーちなみに外資系製薬に就職するのにどれくらいの英語力が必要ですか?
外資系企業では英語で全て面接することも珍しくないので、英語で質疑応答ができるレベルの会話力は必要だと思います。私が受けた会社も、最終面接は英語で行われました。
ただ最も重要なことは、英語が上手く話せるかよりも、なんとか伝えようとする前向きな姿勢だと思います。
私は最終面接の場で、間違って少し日本語が出てきてしまいました(笑)
それでも黙り込むのではなく、コミュニケーションを取ろうという姿勢を評価してくれたからこそ、内定を獲得できたのだと思います!
ーーNatsumiさんの熱意が伝わったんですね! 外資系企業で必要とされるTOEICの点数など何か具体的な指標はありますか?
具体的にTOEICの必要点数を明示しているところはほとんどないと思います。
けれど、外資系で働く社員のほとんどは900点くらいは持っている印象です。
他の外資だと850点ないとエントリーシートも通らない企業があると聞いたことがあります。
ーー厳しい世界ですね……
アメリカ英語とイギリス英語の違い・ネイティヴのクセまで教えてくれた、大満足の発音矯正レッスン!
ーー印象的なレッスンについて教えてください。
発音矯正レッスンです。
アメリカ人はよくここの発音を抜かすとか、イギリス人はこういうアクセントで発音をするなど、かなり深いところまで教えてくれました。
理解した上で喋るのと分からないで喋るのとでは、英語の発音を習得する速度が全然違うと思います。
自分が使うか使わないかに限らず、知識として知ることができてよかったです。
日本では学べないし、欧米でよくあるグループ授業でも英語の正しい発音は学べないと思います。
ーーなぜ日本または欧米で発音を学ぶことは難しいと思いますか?
まず日本で発音矯正のマンツーマンレッスンを受けると、費用がセブで受けるより高い(※1)です。
それに都市部を除いて発音矯正をしていくれる教室が日本にあまりないと感じました。
欧米留学の場合、レッスンはマンツーマンではなくグループで行われるのが主流(※2)です。
そのため講師が生徒1人あたりに教える時間が少ないので、生徒1人の発音を丁寧にみてくれるのか疑問です。
マンツーマンレッスンでないと自分の発音の誤り、個人的な指摘を受けられないと思います。
(※1)発音矯正を日本で受けた場合、一般的な費用は1コマ4,800〜5,700円。サウスピークの週末レッスンのマンツーマンレッスン3コマ3,500ペソ(7,500円) 1コマあたり 約2,500円。
(※2)フィリピン留学と欧米の語学留学の比較
ーー発音について学習して何か発見はありましたか?
今まで何も知らなかったんだな、と痛感しました。
中学・高校で発音について学習したことがなかったからです。
発音矯正のレッスンを受けて驚いたのが、口の形ひとつ教わっただけで、発音がそれっぽくなることです!
L・Rの発音の違いも、舌を歯の裏につけるかつけないかで簡単に使い分けられる。
こんなに簡単なことだとは知りませんでした。
発音を感覚的にではなく、きちんとロジックから教わったので日本に帰ってから自分で学習できます。
ほかの生徒の意見が英語で飛び交うグループレッスン。この空間が英語学習のモチベーションをくれた
ーーその他印象に残ったレッスンはありますか?
グループレッスンですね。
英語をペラペラ話せる生徒と一緒にレッスンを受けたとき、私が知っているボキャブラリーの数と圧倒的な差を感じました。
その方の勉強法が気になって尋ねてみたら、4技能レッスン(4S)(※)で英語のボキャブラリー数を増やしたと言ってました。
その他に、英英辞書や類語辞書を使うと有効だと教えてくれました。
グループレッスンはほかの生徒から良い刺激を受けます。
私は『一億人の英文法』という文法書を読破したので、文構造は理解できました。
けれど文構造の知識があってもその枠の中に入れる英単語を知らないと、結局同じフレーズの繰り返しになってしまいます。「I want ……」や「I think ……」など(笑)
伝えたいことはあるのに伝えられないモヤモヤと優秀な他の生徒の存在が一番の英語学習の原動力でした。
(※)4技能レッスン(4S)について:英語の4技能(話す・読む・書く・聞く)を伸ばすための授業。
ーーそのモヤモヤをどう解消したのかについて教えてください
言いたくても言えなかった表現はネットで調べました。
「~~(知りたい表現)英語」で検索するとその日本語訳に適した英語表現がでてきます。
その表現をひたすらインプットしました。
日本語禁止校だと、インプットした表現を会話の中で使い、いつでもアウトプットできます。
新しい表現を身につけるには効率の良い環境です。
化粧をする時間すらもったいない! ストイックな生徒に囲まれた環境
ーーサウスピークに来て生活リズムは変化しましたか?
日本にいるときは毎日12時間くらい寝ていました。
お昼近くに起きることもしばしばあったのに、こっちに来て生活リズムが一変、今では6時に起きても寝坊したと思うようになりました。
ーーそれはすごい変化ですね。どうして生活のリズムが変わったのでしょうか?
周りの生徒が5時に起きて勉強しているので、自分がしてないと罪悪感や後ろめたさを感じました。
たとえば、男性だと起きてすぐ勉強を開始できると思います。
けれど女性の場合、男性よりも身支度に時間がかかることが多いです。
そう考えると、次第に化粧をする時間すらもったいないなと思うようになりました(笑)
負けてるっと思ってしまうんです。
それから化粧するのをやめて、マスクを着用して勉強しました。
化粧よりも英語の勉強が優先です!
ーーとてもストイックですね(笑)! 環境はどうでしたか?
部屋は日本にある私の部屋よりも綺麗かもと思えるほどです。
ベッドのシーツは週に1回交換してくれますし、ダイニングエリアでは常に掃き掃除しているフィリピン人スタッフを見かけるくらい清潔でした。
食事についても私は好き嫌いが多い方ですが、サウスピークの食事に対して特に不満はありませんでした。
それに、校舎の外に出ると安くて美味しいレストランがあるので休日には、息抜きがてらよく行きましたね。
おすすめのお店はLa Vie Parisienne(ラ・ヴィ・パリジェンヌ)です。
ーー最後にサウスピーク留学を通して得た収穫を教えてください。
1つは英語を話す姿勢が身についたことです。留学前から、1ヶ月で英語をペラペラに話せるようになるとは思っていませんでした。
けれど自分の英語力に関係なく、積極的に話そうというマインドを獲得できたことは大きいです。
これは日本語禁止校で留学したからだと思います。
それともう1つは英語が嫌いでなくなったことです。
コツコツ勉強するのが嫌いな私は、英単語を覚えるのが面倒で英語学習を今まで避けていました。
それがここに来てもっと英語を勉強したいな、もっと単語を覚えたいなって心から思うようになったんです。
もっと知りたいっていう気持ちはもはや「好き」と同義ですよね。
サウスピークに来て英語嫌いがいつの間にか英語好きになりました!
ーー本日はインタビューに協力していただき、ありがとうございました。今後のNatsumiさんの活躍を応援しています