英語力が一番伸びる語学学校 
◆英語は「フィリピン」で学べ！/著 中谷よしふみ
「グループレッスンではなく、マンツーマンレッスンが主体」「しかも欧米留学の半額の格安留学」という2点から近年フィリピン留学が注目を集めています。フィリピンに留学する日本人留学生が増えたため、語学学校も増えました。
しかし、そんなたくある語学学校にはイマイチな学校も多数あります。現状ではフィリピンにある語学学校は玉石混交で、だからこそ自分に合った語学学校を選ぶのは大変です。そんな2017年にフィリピン留学を検討している人達にお勧め出来るのが本書です。
本書はこれまでに出版されたフィリピン留学を紹介しているの本の中で一番良い出来です。素直にそうお勧め出来ます
一般的なフィリピン留学エージェントが書いた紹介本は、素人が読んで分かるくらいに、それぞれの学校紹介に関しては中身がないです。それは学校側の宣伝文句を右から左に流しているだけだからです。一方、中谷さんの本は中身がびっしりでした。
これは「最初から留学エージェントをすることが目的だった人達」と「結果的に留学エージェントになった人（著者の中谷さんはこちら）」の差だなと感じました。中谷さんは現場に行っているから情報の密度が段違いに違いました。
また、書籍は「英語を本気で勉強したい人」を対象としている、と宣言しているだけあって、「宣伝文句と実際のレッスン内容が乖離している日本人経営の大手語学学校」や「軽めでチャラい雰囲気の語学学校」が除外されている点が本気の読者にとってはありがたいです。
常々思っているのですが、フィリピン留学業界は「言ったもん勝ち。騙したもん勝ち」が蔓延している業界です。これは「手にとって品質が確認出来ない"教育"という形のない商品」を扱っているせいです。だから中身がない語学学校でもそれっぽく書いて、まともな教育を提供している振りをします。一般的に素人はこの嘘を見破れません。※他の教育業界も同様だと推測します。
そして、他の留学エージェントが出版した本は、フィリピン留学業界の「言ったもん勝ち。騙したもん勝ち」をそのまま紹介し、こういった嘘・誇大広告に便乗しているものばかりでした（意図的かどうかは分かりませんが）。
だから中谷さんのように実際に語学学校を訪問して、授業内容も確認したという「現場主義」の方が発信する情報はとても価値があるものです。実際、巻末にある訪問した語学学校一覧を見たら驚くことでしょう。中谷さんは普通の留学エージェントの数倍は語学学校を訪問しているのではないでしょうか。
あと、中谷さんの性格なのか、本書は「商売っ気がなく、本音で語っています」。この点も好感度高いです。他の留学エージェントの本のように、あからさまにどこかの語学学校に誘導しよう、って雰囲気がありませんから。読んでいて疲れない。
サウスピークも書籍の中で紹介されました
英語は「フィリピン」で学べ！の中で、サウスピークも「お勧めの学校紹介 本気向け」で紹介されました。
本気向けで選ばれている３校では「生徒が全員日本人で、日本人の英語力を上げることに特化している」とありました。学習カリキュラムを作成する立場から言うと、多国籍だとカリキュラム作成が数倍難しくなります。そのため多国籍の語学学校で、日本人の英語力が劇的に伸びているところはないんじゃないかなと、このフィリピン留学に身を置くものとしては推測します。
あと、書籍の中で書かれていなかったので、私が追記しますと、サウスピークは選ばれた３つの学校の中で授業料が一番安いです。あるプランを比較すると、半額以下にすらなります。この点も触れてほしかったなと。
１ヶ月の留学で約250時間、3ヶ月で約750時間、半年で約1,500時間の勉強が出来ます。そして、サウスピークでの留学では半年留学する生徒も珍しくありません。語学留学をするのであれば、学習時間を確保するためにも、出来れば半年は居てほしい。英語学習はなんだかんだいって、「合計の勉強時間」が大事です。３ヶ月を一区切りに留学計画を練るのがお勧め。
3ヶ月、6ヶ月と留学するためにも、格安留学であるフィリピン留学を活用してほしい。フィリピン留学は欧米留学の半額で、しかもマンツーマンレッスンが主体の学習内容ですから。
【参考】半年で100万円という留学プラン、語学学校サウスピークにはあります。
