名前:Shotaさん
職業/年齢:学生/21歳
留学期間:26週間
開始時の英語力:TOEIC405点(L:210,R:195)→915点(L:480、R435)510点アップ!
【この記事のポイント】
・TOEIC550点アップ
・SWレッスンでスムーズに会話のレスポンスが行えるようになった。
就活に向けて自信のあるスキルが欲しくなり、留学を決意
ーー半年間の長期留学お疲れ様でした!まず今回の留学の目的は?
大学1年生の頃から留学に憧れていましたが、海外生活が不安でためらっていました。しかし去年の12月頃から、1つ下の後輩が就活に向けて資格取得やTOEIC対策、更にはインターンも始めたので焦り始めました。就活が目前に迫ってきて、スキルを身に付けるなら今しかない!と思ったんです。そのスキルとして、留学でTOEICスコアを伸ばせば就活で有利だと考えました。
そこでセブ島留学経験者のゼミの先輩に尋ねると、「サウスピークは厳しく、怠けずに勉強できるから成果が出るらしい」とお伺いしました。セブ留学を実際に体験した人が言うなら間違いないと思い、休学してサウスピークに半年間留学することにしました。
半年間でTOEICスコア405点から915点に510点の大幅アップ!その秘密は?
ーー900点台獲得おめでとうございます!勝因はずばり何ですか?
正しい学習方法に、最大限の時間を費やしたことだと思います。まず勉強時間は毎日12時間確保し、そのうち9時間はサウスピークのカリキュラム通りの学習をしました。カリキュラムでは予習と復習の方法が決まっているので、リスニングの後には、品詞分解と精読というながれで勉強を行いました。
また予習方法で指定された参考書の分量は毎日取り組み、復習も指定回数をこなしました。この学習方法を続けた結果、TOEICスコアが段々伸びていき、遂に900点台を突破できたんです。
ーーカリキュラム以外にはどのような勉強をしたのですか?
残りの3時間は、TOEIC試験の結果を見直して自分の弱点を洗い出し、文法知識の補強など、苦手箇所の対処に充てました。勿論できるものはすべて音読を伴った学習です。
英会話力向上とTOEICハイスコア獲得は両立できる
ーー留学初期の自分と比べて、どんな力が伸びましたか?
スピーキング力の成長はひしひしと感じています。留学当初は生徒がフィリピン人と流暢に会話しているそばで”Yeah,”と相槌を打つだけだったのに、この間なんて講師と、「死刑制度の是非」や「学力は先天的な才能か、後天的なものか」といったコアな雑談をしました。
難しい話題を講師と雑談するレベルまで成長したShotaさんの動画はこちら
ーーそれ雑談のレベルじゃないですよ!(笑)スピーキング力はどうやって磨いたんですか?
スピーキング・ライティングレッスン(SWレッスン)に鍛えられ、自分の意見を即座に表現する力が養われましたね。日常会話なら相手が待ってくれますが、このレッスンでは回答の暗記と口述をいずれも30秒から1分以内で求められ、悩む暇がありません。おかげで「Shotaはレスポンスが速い」と周りの生徒に驚かれるようになり、嬉しかったです。ネイティブスピーカーのようにテンポよく会話したい方にはおススメです。
ーースピーキング力アップに積極的だったんですね。
特に注力していた訳ではありません。文の構造を把握してから音読して、正しい英文の型を刷り込む普段の学習が、日本語を経由せず直接英語で伝えたいイメージを掴み、英語でアウトプットする思考回路をつくったんだと思います。一見リーディングの学習方法のようで、実はスピーキングやライティングといったアウトプットの能力向上に直結する大切な訓練なんです。
会話では、互いの意見を過不足なく伝え合おうとしますよね。でも日本語から英訳する際、伝えたい要素が抜け落ちることもあります。英語の思考回路をつくれば、余計なステップを経ない分、正確に表現でき、レスポンスも速やかにできます。
ーーどうすればスピーキング力アップとTOEICハイスコアを両立できるんですか?
まず、どちらか一方しか伸ばせないなんてあり得ません。「TOEICはテクニックで点数が取れるから、スピーキングといった実践的な力を示す指標ではない」という意見もありますが、問題集をただこなすだけの人が、スコアしか伸ばせないのだと思います。TOEIC対策に特化せず、効果的な学習方法で総合的な英語力を上げていけば、身に付けた実力は相対的にスコアに表れてきます。
周囲の生徒と切磋琢磨し、お互いに高めあえる学習環境
ーー他にお気に入りのレッスンはありますか?
グループレッスンですね。習得した新しい表現を試し、他の生徒の進捗を確認できる貴重な場です。周囲に負けたくなくて、終業後も残っているフィリピン人の学校運営スタッフと会話し、新しい表現を定着させてからレッスンに臨んでいたのが懐かしいです。
競争心と言えば、留学生活の半分を過ごした、日本語禁止校では常に刺激されました。この校舎は、持ち前の英語力をさらに高めようと留学された社会人の生徒が多く、フィリピン人講師相手にジョークを飛ばし笑いを取れる程ハイレベルです。良いライバルに囲まれると焦りが生まれ、すぐ天狗になって怠ける自分を戒めることができました。負けず嫌い、でも怠惰な自分には最適な環境です。
TOEIC900点台の頂きに立って見えてきた「新たな自分」
ーーこのスコアを得て、ご自身に何か変化は起きましたか?
この留学で「就活に十分なTOEICスコア取得」という目標は達成しましたが、「ビビりな自分でもやればできる」という自信がつくと次の目標が生まれました。まず就活では、英語力を磨き続けるために海外と関係した仕事ができる会社に行きたいです。あと欧米圏などネイティブスピーカーの国に留学してみたいですね。以前なら考えもしなかった選択肢が浮かんできました。
ーーその心境の変化はなぜおきたのでしょうか?
高い目標だったTOEIC900点レベルの英語力を獲得してはじめて、「TOEIC900点台は日本では上級者でも、ネイティブスピーカーの世界ではスタート地点」だと分かったんです。映画も字幕なしで観るには厳しいです。これから一生かけて英語をモノにしていきたいと思います。
ーー身に付けた英語力が、実生活で役立ったことはありますか。
英文への抵抗がなくなり、一次情報に触れる機会が増えました。人生を懸けた大学受験のセンター試験ですら当てずっぽうで解いた自分が、今ではBBCの記事を読んでいます。また以前は海外に行くこと自体が一大事でしたが、「自分の考えを伝えられる英語力があるから大丈夫」と思え、海外渡航への障壁がなくなりました。パスポートより心強い武器です。
ーー留学を迷っていたかつての自分にかけたい言葉は?
行く前は不安でも、一度飛び込んだらあとは突き進むだけ。留学中は様々な誘惑があるが、自分に必要なものは自分が一番よく解っているはず。「目標を達成して人生を変えてやるんだ」という強い気持ちがあれば、絶対にはねのけられる。自分に負けず、言い訳せずに頑張ろう、ですね。
「いくら優秀でも、やらない人はいつまでもできないし、やれば勉強が苦手な人でもできるようになる」それを自分自身で証明したいま、就活の面接も自信をもって臨めそうです。