
サウスピークの発音矯正レッスンでは松澤喜好先生の「英語耳」を教材として採用しています。この事が御縁で今回松澤先生にサウスピークの発音矯正レッスンを受講頂きました。
発音矯正レッスンは対面で行うのがやはり良いと思います。
今回人生で初めてフィリピン人の方と話しました。そして、フィリピン人講師(Sharmaine)のレッスンを受けて、すごくレベルが高くて嬉しかったです。音声学の知識があることや音を聞き分ける耳がとても良いことに驚きました。
そのうえで日本人の苦手な音も把握している点で、日本人の発音矯正に必要な貴重な人材だと思いました。

発音矯正は自分では直せないので指導者が必要です。その意味でフィリピン人講師の方とのマンツーマンの対面レッスンは効果的だと思いました。
持参された巨大な歯の模型を使って、どのように発音を行うかを解説中の松澤先生
英語耳の使い方、発音矯正を行うにあたって知っておくべきこと
発音の練習は10回じゃ足りません。200回はやる必要が有ります。勉強じゃなくてスポーツトレーニングだと思って下さい。自分の口を動かして、無意識で出来るようになるまで繰り返し練習して下さい。繰り返しますが、英語の発音矯正はスポーツトレーニングです。
最初に発音の指導者について、舌とくちびると息の使い方を体験してから徹底的に練習すれば必ず発音は上達します。CDやWEBの音声を聞くだけでは舌と唇の使い方を習得することは困難です。指導者とのフェイス・トゥ・フェイスのレッスンが必要です。練習(復習)が進んだら再び指導者にチェックしてもらうと良いでしょう。
私が自ら指導する際には、「英語耳」教材に掲載されているAmazing Graceを3ヶ月で200回、声に出して練習をしてもらっています。
そしてまた、「単語耳」に掲載されている1,000語の基本単語を自動的に、無意識に英語として発音出来るようになりましょう。つまり、発音の練習をはじめた初期には、子音・母音の一つ一つの音を強く意識して発音しています。反復練習を続けると、脳は子音・母音の一つ一つの音を処理することを無意識(潜在意識)にできるようになります。すると単語を意識することで口が自動的に子音・母音を無意識に発音してくれます。リスニングの時も無意識の所で子音・母音を処理してくれるので、意識のところではいきなり単語が聞き取れます。

また、正しい音で自動化できるようにならないと後で苦労します。変なカタカナ英語で覚えている生徒さんの場合、正しい音に矯正しようとすると、最初から覚えるのと較べて何倍も手間がかかります。
松澤先生の解説を熱心に聴くフィリピン人講師と元サウスピーク・スタッフのノリコさん
英語初級者の方へのメッセージ
英語は日本語とは違う音が多いです。けれど、発音は単語暗記や英会話の全ての学習に関わってくるので、一つ一つ乗り越えてほしい。スポーツと同じで100回は繰り返してほしい。繰り返せば出来るようになります。

発音矯正は易しくはないですが、最初が肝心です。最初に自分にピッタリの指導者について発音方法を教えてもらい、それを徹底的に反復練習することで必ず出来るようになります。発音できるとリスニングが出来るようになります。発音が出来るようになれば、その後の英語学習に良いことが沢山有ります。
最後にサインをいただきました。サイン本はサウスピークに展示させていただきます。