昨日、安倍首相が日本の首相としては54年ぶりに米国議会で演説を行ないました。
約45分間の演説でしたが、演説中の振る舞いは非常に堂々としたもので、議員が何度もスタンディングオーベンションをしていたのが印象的でした。また、スピーチの中には安倍首相のアメリカでの生活経験やアメリカ人との個人的付き合いなどの具体的なエピソードも多く、ユーモアに溢れ退屈しない内容でした。平均的日本人の英語力から考えれば非常によくできた演説だと思いますが、安倍首相の英語力を揶揄する意見もあるようです。
ということで、実際に安倍首相の英語力について、サウスピークのフィリピン人講師の意見を聞いてみました。

- 安倍首相の英語の発音はどうでしたか?

Yaniss講師:日本人の典型的な発音の間違いはありますね。例えば、[w],[ae]の発音はあまり上手く出来ていないかなと思いました。そのため、一部の単語は何を言っているか分かりにくい部分はありました。ただ、十分理解できる範囲だし、一つ一つの単語をゆっくり強調して発していたので、平均的な日本人よりは英語の発音はきれいだと思います。[w],[ae]などがもう少しよくなれば、より聞き取りやすくなると思います。

- 安倍首相の英語の発音は完璧とは言いがたいですが、日本人としては十分良い方だということのようです。かなり練習されたんではないでしょうか。
次は演説全体がどうだったかについても聞いて、サウスピークのスピーチの審査員をしているManilynに聞いてみました。
- 安倍首相の演説はどうでしたか?
Manilyn:何を言っているかは分かりやすかったです。感情がこもっていて、表情と文章の意味が一致しているので、とくに理解しやすかったです。日本人は話している時に感情が伝わりにくいことがあるけど、彼のスピーチはそのような部分もしっかり練習しているという印象を受けました。

あと、日本人は英語を話す時に口をあんまり開かないので聞き取りにくい時が多いですが、安倍首相は口を比較的しっかり開いていた部分も聞き取りやすかったと思います。
- 棒読みだったという批判もありますがどう思いますか?
Manilyn:たしかにもっと表情豊かに話す人もネイティブスピーカーの中にはいますが、棒読みは言い過ぎだと思います。多くの日本人のスピーチを見てきた経験から言えば、表情は感情がよく伝わる演説の部類に入ると思います。
- 総評として安倍首相の演説は英語の発音は完璧ではないようですが、表情も豊かで感情もよく伝わる演説だったといえるのではないでしょうか。
↓ ちなみに日本人でかなり完璧の発音というのはこのくらいです。

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